無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年01月25日
小説を読んで何度も笑うなんて初めてのような気がする。世間一般的に、とか客観的に、とか冷えた眼差しで考えれば考えるほどガチガチに凝り固まってくる脳みそをほぐしてくれるような感覚があった。考えれば考えるほど袋小路にはまってくる自分の人生自体をどこかで笑い飛ばしてくれているような気さえする。人間なんて有り...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月13日
基本的に「なんだかよくわからないけどいい」と言われる作品は、読むプロとも言うべき有閑多読人でないと楽しめない仕様になっている。
しかし本作品はよくわからないにも拘らず、思わず膝を打ちたくなるような表現が随所に散らばっている。感性が合う人なら吹き出してしまうようなポイントも多い(チャアミイの存在など)...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月06日
他人は、恐ろしい。
自分の常識や良心の範疇を、いとも容易く掻き乱し、破壊し、なんなら再構築して平気でいる。
こちらとしては狂気の沙汰でしかないのに、相手にとっては朝食に納豆をチョイスする程の日常。
その隔たりの気色悪さを、これでもかと連打される小説。
誇張なんだけれど、ありえなくない妙なリアリティが...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月12日
「しらふで生きる」「人間小唄」を読んですっかり町田先生の文章の虜になってしまったので、その源流とも言えるデビュー作のこちらを読んでみた。
なるほど、デビュー作の時からこの世界観がすでにあったのか。
大したお話ではないが、次から次に起きる訳のわからない展開から目を話せない。そして笑ってしまう。
「くっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月16日
出てくる人出てくる人みんな狂人で、じつは全員ヤク中っていう設定でした、と言われても驚かない。
支離滅裂と言ってもいいほどのシュールな展開がリズミカルに続き、個人的には結構ちょくちょくぞくりとした。笑いと恐怖は紙一重とはよく言ったもの。
そして読み終わった後に街を歩いたら、すれ違う人がすべからく変人の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月23日
最初のさわりだけ読もうとページをめくったが最後、あれよあれよと奇妙で出口のない変な人ばっかり出てくる世界に迷い込んでしまう。ゴミがいっぱい捨てられてる花壇に大黒をいい感じで置いてみようとしたら警官に捕まりそうになる。自分の人生にはおおよそ起こりそうがないけどでもどっかわかるな、その置かれ具合にこだわ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。