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Posted by ブクログ 2024年02月18日
な、なんだこの小説。文章がめちゃくちゃ面白いだけで内容なんにもないぞ。でもなんかかなり強烈な印象を残してくな。こんな異様に体言止めの多い文章ってか小説は初めて読んだ。この文章は俺の知ってる散文の範囲をギリギリ超えてる。散文の可能性を破綻しないながらも新しく規定してるようにすら思える。自由奔放で天才的...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月26日
イカれ徒然草。すごい。
あまりにもとりとめのない脳内イメージを、厳密に明確に克明に文章に落とし込んでいる。文体も相まってスルスルと脳内にインストールされてしまう。
あんまり深入りしすぎると自分の口調とかも影響受けそう、日常に悪影響が出そう。危険。
読書になにか意味を求める人には向かない。ただの暇...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月07日
自分が最も読んだ小説家というのが町田康で、本書も2度めになります。彼の性質として、膨張するとか、閃光が走るとか、妄想で頭が破裂する瞬間みたいな、写実的でないことを写実的に描くところがあって、それが肥大化した最たる作品だと思います。その前の割とわかりやすかったくっすん大黒ではなくこちらで芥川賞を取った...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月16日
古本で購入。
また町田康を読んでしまった。
読んでしまうのである。
「俺」の独白で語られる現実と思惑のズレ、齟齬スパイラル。
妄想と現実の境が曖昧なままに突っ走った果ての唐突な結末。
この唐突な、と言うより暴力的に話が断ち切られて終りを迎える感じが好きだ。
「でも人生ってそんなもんかも」などと...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月13日
ふざけた文体や内容がまさに世の中に対する強い批判であり、天邪鬼な人たちの気持ちを代弁しているように感じます。
主人公の心の奥にある暗い感情が妄想を生み暴走していくのだけれど、しかいながら現実に生きているというジレンマをどのように消化していけばいいのか?みんな持っている心の叫びのように感じます。そし...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月30日
凄いの一言。全然面白くなかったのに、その凄さだけで4点。
この文章がどういう意味で、次にどう繋がり、如何にオチをつけるか、という小説脳で読もうとしても、多分4頁くらいでやめたくなります。私は何度もやめました笑
言うなれば「きれぎれ脳」、とにかく文を追っている最中は文自体を楽しもうとすれば、徐々に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月28日
文体について行けず一旦積読。
暫く置いて、再読。 今度は読めた、しかも面白い。笑いのつぼもかなり好み
オフィスをオフィースっていうなんか明治、大正っぽい表現とかかなりすき。
町田さんは、凡人の僕らが記憶できない脳の活動って言うか
夢とか想像の部分を見たりしてるひとなのかなーって、何冊か読んでると...続きを読む
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