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Posted by ブクログ 2023年10月09日
表題の語感とはかけ離れた重厚な内容。
600p弱のボリュームだが、非常に細かく区切られていて当時にしては読み疲れのしづらい構造になっている。
作者とその娘をモデルとし、娘の人生の荒波に浮き沈みし流転する日々が克明に描かれる。
現代とはかけ離れた価値観と家族への愛情を持つ作者の特異性を存分に感じれる...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月10日
浦野所有。
◆以下、ネタバレ注意◆
作者の室生犀星が詩人であるという先入観のためか、全体的に詩的な雰囲気のただよう作品でした。詩というにはあまりにも長い、父娘ふたりの数十年の歩みをつづっているわけですけど、ほとんど直観的に筆を走らせ切ったのではないか? と思ってしまうほどストレートで、よどみなく、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月07日
平四朗が娘(杏子)の交際相手の親から、もう付き合わないように娘に言ってほしい、と言われ、激高してある行動とるのが一番印象に残った。親ゆえの業であろうか。結局娘も息子も結婚に失敗してしまう。自らも私生児であったのも因果なのだろうか。興味深かったのがこの時代、男が無職で女が仕事していて結婚できたことであ...続きを読む
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