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幕末の長州で高杉晋作ら維新の英傑は「たとえわが身は死んでも志は生きる」と信じ、天皇に忠節を尽くし湊川に散った楠木正成を理想として祀った。正成と共に戦没者の霊が祀られ、やがて招魂場ができ、靖国神社誕生へとつながる。先人をしのぶ人々の純粋な思いは、つねに政治に都合よく利用され、危険な「誇り」へと変容してゆく――。日本人の忠誠心をコントロールする「靖国思想」の原点を探る。
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Posted by ブクログ
2008/3 靖国神社の問題というとどうしてもA級戦犯の合祀の問題がほとんどとなっている。ただ、靖国神社というものがどのような過程から成立したのか、幕末の長州藩と楠木正成との関係から詳しく説明している。歴史の裏側を1つ知ることができた貴重な一冊。
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