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[2011年NHK大河ドラマ原作]幼い頃に戦乱で父母を亡くし、幾度もの結婚を余儀なくされながら、将軍正室にまでなった浅井三姉妹の三女・江。信長を伯父、秀吉を義兄、家康を義父とした江は、戦国を代表するスーパーセレブであった。戦国から江戸への移り変わりを、常に時代の中心点で直に目撃した、江の波瀾の生涯を、田渕久美子が書き下ろす。
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Posted by ブクログ
最後は大河ドラマの最終回を見ているが如く盛り上がる。 「本日只今を生きること」 織田と浅井の血を残し、将軍家と天皇家にも血を繋ぎ、江は波乱の人生を終えた。
この時代の小説を読むのは久しぶりだ。信長、秀吉はテレビ番組にも登場するので今回の江の登場人物にも慣れ親しみがある。三浦綾子著「細川ガラシャ夫人」をかなり前だか読んだ影響かもしれない。茶々、初、江の三姉妹の波乱に富んだ人生を時代背景を織り交ぜながら描いた作品であっという間に読んでしまった。 田渕作品を...続きを読む読むのは初めてで、紹介していただいたムツミさんに感謝
戦国時代を生きた浅井三姉妹の物語。戦国時代と言うと、どうしても武将が中心とされて、描かれる物語が多い中、姫君の目線で描かれているのが、とても新鮮でなおかつ読みやすかった。 今まで曖昧だった正室、側室などの関係もよく分かり、歴史を女性目線で読むことの楽しさを知った一冊。
上中下巻と2日にかけて読みました。歴史物は言葉やセリフが不慣れでわかりづらいくないか心配でしたが、すんなり読めました。きっと分かりやすいよう現代版に直されているんでしょうね。茶々、初、江の浅井三姉妹の激動の人生が描かれています。信長にとっても秀吉にとっても家康にとっても江はとても重要な人物だったんだ...続きを読むと思いました。この時代には無茶苦茶な女性だったかもしれませんが、江がいたからこその結果もあったでしょう。秀忠と相思相愛でよかった。側室を持つのが当たり前の時代で江だけを想ってくれる人。この時代だからこそ大変だったと思います。大きな家でプレッシャーもあったでしょう。最期は平和に暮らせたようでよかったです。実在の人物の一生を2日で読んでしまえるのもなんだかもったいない気持ちです。ドラマは見ていなかったけどいつか見て見たいものです。 h29.4.13
上中下巻まとめて感想。 現代っぽい考え方をする人間ばかりがでてくるが、そういう小説だと思って読むと案外面白かった。歴史としては、通常言われていることを書かれているにすぎない(つまり、どんでん返しや裏がない)が、大河ドラマなんだからそれは当たり前だろう。却って、通説と言われていることでも忘れていたり知...続きを読むらなかったりしたことが多かったので、すごく勉強になった。 江の個性は強烈すぎだけど。
【江 姫たちの戦国 上、中、下】 田渕久美子さん 浅井長政と市の娘として生まれた三姉妹。 戦乱の世の常として彼女たちは政争の道具として 時代に翻弄される。 そんな中、伯父の織田信長に一番似ているのが三女の 江であった。 戦国の時代、女の戦いとは生き残る事だった。 実父、義父は戦に破れ自害した...続きを読む。 豊臣秀吉の道具として三度も嫁に出される。 そして三度目の結婚で後の将軍秀忠の正室となる。 「江、おのれを信じ、おのれの思うまま存分に生きよ」 という信長の言葉の通り、思う存分に生き抜いた江の生涯 の物語。。。 ☆ 今、NHK大河ドラマでやっている「江」の原作。 原作、脚本が同じ方なので、物語もテレビとさしてかわる 所はありませんでした。 読み始めは、テレビを思い出しつつ、、 中程からは、これからのテレビ映像をイメージしつつ 面白く読めました。 さて、頭の中でわたしが作ったこれからの映像と実物とに どれほどの違いがあるのかも楽しみです。
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