無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2014年11月14日
慶応義塾の塾長を務めた著者の訓話を集めた本です。
多少、修身道徳的な説教臭さは感じられますが、親しみやすく、それでいて格調を失わない、名文だと思います。
本書からもうかがい知ることのできる著者の人徳には、深い敬意を覚えます。もっとも、旧士族の道徳について、「明治期において多少とも世の表てに働いた...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月13日
さらっと読め、味わい深い良質なエッセイである。内容では、決議の尊重や言論の自由、国語改革への意見などだが、印象的なのは、「社用族」「畏怖と自由」である。「畏怖と自由」は共産主義が人が人に対して厳しいこと、それが社会主義の国で人が生きにくいことの本質であるとしている。「社用族」では人の金で飲み食いする...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月23日
昭和25年から発表された文章であるのだが、堅苦しい趣はまるでなく、優しい祖父が新しく社会に出向くであろう孫に対してゆったりと分かりやすく「平成の心がけ」を語るような本である。
筋道をたてて論理的に納得のいくように書かれており、とても読みやすい。また、書かれた時節柄、時折登場する人々も歴史上のお歴々...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。