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Posted by ブクログ 2023年08月21日
ご存知の方も多いかと思うが、「すぐ役に立つ本はすぐ役に立たなくなる」との名言が記された名著。資本主義に振り回され、結果ばかりを追い求めるようになった現代人にこそ、このような本を手にとってもらいたい。本をどのように読むか。すぐ役に立つ知識が欲しいのであれば電話帳や観光案内を見ればいい、それに勝る本はな...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月15日
著者の小泉信三は、経済学者や慶応大学塾長としてよりも、戦後まもなく、平成が皇太子だったころの教育係として知られているのかもしれない。
この読書論は、数ある読書論のはしりみたいなもの。
岩波新書から1950年に出版された。
昔は新書版というのは、岩波新書ぐらいしかなく、それも難しい本ばかりのように...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月04日
読書をするにあたり知っておくと良い心構え。
多読から始める。
それは量質転換する。
時間には限りがあり、本は無限大ゆえにいかに読まないかが重要となってくる。
古典的名著を読む。
それは、目先の損得や有用でなく、
長い目で見て効いてくるような選書をすることだ。
読書には、
読む進めることでわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月29日
多くの筆者の経験や名著の引用が数多くあり,それとともに展開される読書論.
1刷が1950年というものの,結論だけ見れば今でも変わらず通用するように思える.
多くの古典が紹介されているので,それらの本を読みたいという気持ちにもさせられた.
第9章で読書家の語る書斎の理想が書かれていて,「本読む人は...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月17日
どうのような本を如何にして読めば良いのかというテーマから始まって、読書の注意点や利益、文章論や翻訳に関する事、さらには書斎や蔵書に関する見解まで書いてあります。
一つ一つは奇をてらったものではなく、答えだけを聞けば「知ってるよ」と言いたくなるようなものばかりです。
ただその理由付けの中にこそこの本...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月12日
昭和初期を代表するリベラリストであり、慶應義塾大学の学長を務めた小泉信三の読書論。
「すぐに役に立つ本はすぐに役に立たなくなる本である」は至極名言。
碩学の彼だから見えてくる世界は読むものをハッとさせてくれる。ほかにもショーペンハウアーの読書論と並走したり距離を置いたり、難しい漢字を書くことを戒め...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月21日
著者の小泉信三氏(1888~1966年)は、1933~1946年に第7代慶應義塾塾長を務め、東宮御教育常時参与として皇太子明仁親王(今上天皇)の教育の責任者ともなった経済学者。本書は1950年に発刊された。
福沢諭吉、森鴎外、夏目漱石、ゲーテ、ショーペンハウアーなどの古今東西の知性の作品や考えを縦横...続きを読む
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