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急速に変貌しつつある街ブルックリン。シドニーは街の古い住人が次々姿を消していることに気づくが……。意外な展開のサスペンス
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Posted by ブクログ
離婚して地元に戻ってきたシドニーは、近隣住民が次々と引っ越していることに驚く。成り行きで向かいに引っ越してきた白人男性のセオとイベントのために街の歴史を調べるうちに、街ぐるみの陰謀に気づいていくが……衝撃のホラースリラー。 前半は人種差別や貧富の差などを扱いつつ、後半一気に話は進む。……文字通り、...続きを読む「一気に、ジェットコースターみたいに」話が進む(笑) もうね、ハチャメチャで面白い。後半は映画を見ているみたいやったわ。アクションありロマンスあり。日本人には馴染みにくい話かもやから入り込むまで時間かかる→ かもやけど、面白いんでホラーとグロが大丈夫なスリラー好きにはオススメ。 ただ、ミステリーではないので要注意(アメリカ探偵作家クラブ賞受賞してるけど) セオがクソなんだけど憎めないんだよねー(笑)
スリラーと聞いたが、最初の展開は緩やか。その中にも性差や貧富、白人と有色等様々な問題を提起していてその日常のつぶさにやり切れない思いをした。この人は信用出来る人か否か、シドニーと共にハラハラするうちに事態は思わぬ展開をする。最後のスピード感と盛り上がりは映画のワンシーンの様だった。
褐色砂岩の由緒ある住宅が並ぶブルックリンの一角。ここで育ったシドニーは、古くからの隣人がつぎつぎと新しい住民に入れ替わっているのに気づく。そんな中、彼女は地域の歴史探訪ツアーを新住民のセオと企画することになる。街の歴史を調べるうちに明らかにされたさらなる不穏な状況は、偶然と妄想の産物か、それとも危険...続きを読むな陰謀か。その驚くべき真相とは――都市再開発の負の側面を背景に描いたエドガー賞受賞スリラー。 不穏な「街殺し」計画が、後半思わぬ展開に。 こんまりさんが登場していました。
ベーカー街擁するロンドンも“殺人事件“が多いことで知られていますが、近年ではニューヨークもそれに匹敵する“殺人事件“が生まれていますよね 実際どちらが多いんですかね 誰か数えた人いないのでしょうか さてそんなニュヨークにあるブルックリン地区のお話しです ブルックリンといえばもともとは黒人やヒスパニ...続きを読むック系が多く住んでいて治安の悪い場所の代名詞みたいな言われ方をしていた時期もありますが近年では白人のホワイトカラーの中流層が多く住むようになり黒人やヒスパニック系の人たちは減少傾向にあるようです 作者はそんなブルックリン地区の現状を『ブルックリンの死』と捉えているようにもとれます うーんどうもあまりピンとこないんですよね 物語の根底に人種差別や白人至上主義への反感があることは分かるんですが そして物語のクライマックスもなんとなく盛り上がりに欠けた気がするんですね で盛り上がりを大きくさせるためには良き隣人たちへいかに感情移入させるかだと思うんですが 隣人たちにしわを刻む作業にあまりページ数がさかれてなかったんですよね 恐らく潜在的な差別に日常的にさらされてるような人たちだったらさほど難しくなく入っていけたんでしょうね 要するに大西洋を横断して喜望峰を周りインド洋を遥か越えて辿り着く島国の片田舎に育った人に向けて書いた物語ではないよってところに集約されちゃうのかな〜? 周囲の環境や立場の違いを想像力で飛び越えて行くのが読書の醍醐味であるわけですが そこを助けてくれるような書かれ方ではなかったよな そんな感想です
なかなか知ることのないブルックリンの歴史や現状がわかりました。序盤かなりゆったりめに進むので、後半の展開にびっくり。映画にありそう。どこかでおこっているような、リアルさもありました。
都市再開発問題を題材としたスリラー小説。作中に終始漂う不穏な雰囲気に加え、最後の最後まで着地点が全く見えないハラハラ感がある。青年漫画誌の打ち切り作品を思わせるまさかの結末ではあるけれど、ジェントリフィケーション(低所得地域の富裕化)に伴う旧住民の立ち退き問題に対する痛烈なブラックユーモアと捉えるな...続きを読むらば、これはこれでアリかもしれない。実際問題、私の実家も再開発の対象区域に入ってしまっている。最低賃金が先進七箇国中最下位の我が国において、都市の富裕化は一体誰の為のものだろうと思わず考えずにはいられなかった。
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