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Posted by ブクログ 2012年11月21日
表題作を含む短編集。最後の「蒼い岸辺にて」が秀逸です。
自殺した若い女性と、あの世への渡し守との会話で構成されるこの作品。これからの可能性が卵の形であらわれますが、彼女には必要ないものであり、渡し守はそれを<未来ゴミ>と呼びます。可能性に満ちた未来が、自分が死んだことでゴミになってしまう。それを知っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月03日
毎日2時間あまりの通勤。同じ立ち食いそば屋で朝ごはんを食べて会社に向かう。うだつの上がらない営業課の課長として毎日夜遅くに帰る。そんなある日、一人で夕食を食べながら映画のビデオを見ていると「明日は一生に一度のサービスデーなの」という女性の声が聞こえてくる…。
少し懐かしいノリの怪談メインのSF短編...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月30日
朱川湊人さんの本、先日、2015.6発行の「今日からは、愛の人」を読みました。猫の家を営むデリヘル嬢のところに男5人がやっかいになってる話で、セクシーな女性の魔女とちょっととぼけた男性天使が登場したりで、奇想天外な物語でした。読後、この本が2009.1刊行、2011.11文庫化の「本日、サービスデー...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月14日
どの話も面白くて、考えさせられましたが、特に響いた作品が、「気合入門」と「蒼い岸辺にて」です。
前者では、気合一つがあるか、ないかで、見ている世界が変わってくるということ。
怖がったり、避けたりしていても、何も変わらない。気合を入れて、目を逸らさずに、最後まで立ち向かうことで何かを得られることも...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月18日
表題作の中編一編と短編四編収録
一日だけどんな願いことも叶えれることを知った男の一日を描いた『本日サービスデー』、三途の川での橋渡し役と女性のやり取りを描いた『蒼い岸辺にて』。
どちらも設定や展開はベターな作品だと思うのですが、朱川さんの語り口の巧さ、ベタな設定にも一つのスパイスといえるアイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月05日
表題作を含む短編集。不思議な世界に誘われる。「あおぞら怪談」が出色。これだけなら☆5つ。性欲とは無縁な純愛が長年とりついて離れなかったるり子の魂を天空に解き放つ。人を思いやる愛情に心が揺さぶられ、青空の青が目にしみた。「気合入門」、「青い岸辺にて」は子供たちに読ませてやりたいような仄々と心温まる作品...続きを読む
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