復活 上

復活 上

1,177円 (税込)

5pt

4.1

『復活』は人間の復活とは何かを問う長篇で,後期トルストイ(1828-1910)の問題意識や到達点が最も多面的に示されている.殺人事件の陪審員として法廷に出たネフリュードフは,容疑者の娼婦が,10年前に自分が誘惑して捨て去った叔母の家の小間使いカチューシャであることに気づき,激しい良心の呵責にさいなまれる.(全2冊)

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復活 のシリーズ作品

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  • 復活 上
    1,177円 (税込)
    『復活』は人間の復活とは何かを問う長篇で,後期トルストイ(1828-1910)の問題意識や到達点が最も多面的に示されている.殺人事件の陪審員として法廷に出たネフリュードフは,容疑者の娼婦が,10年前に自分が誘惑して捨て去った叔母の家の小間使いカチューシャであることに気づき,激しい良心の呵責にさいなまれる.(全2冊)
  • 復活 下
    1,188円 (税込)
    人はなぜ変わるのか? 罪と罰とは? ふとした出来事で人は堕落し,何かがきっかけとなって立ち直る.老作家は,痛みと苦しみを経て愛によってよみがえる人間の内面の復活をひたむきに問う.問いは問いを生み,容易に答えは出ない…….19世紀の終焉を目前にし,リアリズムを徹底した果てに,トルストイはそれを突き抜けた.

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月02日

    小説と哲学書の間にあるような感じ。よく考えればすぐにおかしいと分かることが、どうして平然と行われ、またそれを自分も行ってきたのか。随所にトルストイの主張が張り巡らされていて本当に面白い。1899年の本なのに読んでいてこんなにも共感できるのは不思議な程だと思った。

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    Posted by ブクログ 2022年12月15日

    復活を読んで一番印象的だったのは、ネフリュードフがあまりにも達観しているところ。
    もちろんカチューシャにはじめに出会ったときのような、若気の至りがあふれていた頃も彼にはあった。しかしカチューシャとの再会後は、どんなことが起ころうとも、世事にも他人にも自分自身にも、自分の判断に照らして、まっすぐ前を見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月19日

    下巻下巻。


    ここまでは小説とトルストイの思いと重ねつつ、「戦争と平和」のピエールのような、ドストエフスキーの「白痴」のムイシュキン公爵のようなネフリュードフを見守るように読み進んだ。

    みんな公爵だ。ロシアの公爵って、どういう立場だったんだろう。モスクワの伯爵も思い出される。

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    Posted by ブクログ 2023年11月16日

    裁判所で目にした被告人は、かつて関係を持った女性だった。最上層階級の主人公が苦悩し行動を開始する。自省が世の矛盾の気づきに広がり領地の整理にも着手する。読みやすい小説。2023.11.16

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    Posted by ブクログ 2019年06月04日

    ネフリュードフのクズだけどクズになりきれないみたいなところがとても良かった。だからこそカチューシャに対して罪の意識が拭えず、カチューシャのために手を尽くしてやるというおせっかいなところもいい。
    しかし、かつての清純なカチューシャはもういなかったし、自分の期待が大きすぎることに絶望するネフリュードフは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月19日

    私にとっては「よく分からない」作品でした。下巻になると話がつかめるかもしれませんのでめげずに下巻を読もうと思います。

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    Posted by ブクログ 2020年03月09日

    いいとこの坊っちゃんと、孤児で使用人の娘がいて情事があった。坊っちゃんは彼女が妊娠してることは知らずに滞在から去る。娘は「厄介なこと」になったので、出奔する。「人生はこういうもの」と特に悲観してない。数年後殺人事件の容疑者=娘、陪審員いいとこ坊っちゃんは出会う。坊っちゃんだけ衝撃を受ける。自分がもて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月06日

    1編、2編を読み終えて、とんでもない世界に入ったものだと後悔もしてしまう。
    懺悔と正義と、どこまでがネフリュードフの本心なんだろう。最後に逆転劇があるんだろうか。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年04月02日

    罪深い人間が他者を裁くという愚かさに気がつかされた作品。警察がいるから刑法があるからこの世が平和なのではなく、人々の心の中に「愛」があるからこの世は平和で美しいのだ。他人を愛し幸福を願うことが人生である。この本を読み終えたあと、今まで見ていたものとまったく別のものをこの世界に見ることができるようにな...続きを読む

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