重力と力学的世界 上 ――古典としての古典力学

重力と力学的世界 上 ――古典としての古典力学

1,265円 (税込)

6pt

4.5

私たちが自明としている力学的世界観の成立には、古典力学と古典重力論にもとづく天体力学、とりわけ“重力”概念の確立が大きな影響を与えている。本書は、“重力”理論完成までの思想的格闘の足跡を原典に則して丹念に辿りつつ、誤りや迷いといった紆余曲折までも含めて詳らかにする。先人の思考の核心に「同時代的」に肉薄する壮大でドラマチックな力学史。上巻は、ケプラーにはじまり、ガリレイ、デカルトをへてニュートンにいたる力学方程式確立の歴史、オイラーの重力理論までを収録。

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重力と力学的世界 のシリーズ作品

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  • 重力と力学的世界 上 ――古典としての古典力学
    1,265円 (税込)
    私たちが自明としている力学的世界観の成立には、古典力学と古典重力論にもとづく天体力学、とりわけ“重力”概念の確立が大きな影響を与えている。本書は、“重力”理論完成までの思想的格闘の足跡を原典に則して丹念に辿りつつ、誤りや迷いといった紆余曲折までも含めて詳らかにする。先人の思考の核心に「同時代的」に肉薄する壮大でドラマチックな力学史。上巻は、ケプラーにはじまり、ガリレイ、デカルトをへてニュートンにいたる力学方程式確立の歴史、オイラーの重力理論までを収録。
  • 重力と力学的世界 下 ――古典としての古典力学
    1,155円 (税込)
    ニュートンの力学は、ダランベールやラグランジュ、ラプラスによって数学的に改鋳され洗練されることで今日言う「ニュートン力学」へと変貌を遂げた。また地球の運動をほぼ完全に解明し、太陽系の安定性を理論的に証明することによって万有引力論への懐疑を一掃した。それは同時にニュートン自然哲学の根底にあった神学原理を物理学から追放することでもあり、ここに力学的世界像は確立される。しかし力学的自然観は、場の理論の登場で19世紀にその限界を明らかにする。そのことは、光や電磁気現象の力学的解明を目指したケルヴィン卿の挫折に示される。著者一連の科学思想史の原点、記念碑的著作の待望の復刊。

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重力と力学的世界 上 ――古典としての古典力学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文章が読みやすくて引き込まれる!おもろい!
    (あと作者の方にお会いしたことあるけど凄くかっこいいの!落ち着いてらっしゃるのに磊落で、刀みたいに目が鋭くて素敵)
    古代ギリシアの哲人が非接触力をどんな思考上のフレームで把握していたのか?宗教上の要請が如何に近代の科学者の理論を構築させたか?興味深いテーマ

    0
    2023年06月01日

    Posted by ブクログ

    ニュートンが「発見」したとされる万有引力であるが、その意味が科学界に受容されるには長い時間を要した。物質が接触せずに力を及ぼす遠隔力としての重力は、神が作った第一原因からの演繹によって現象を説明するデカルト主義者からは、到底受け入れられるものではなかった。1世紀後の天才オイラーをしても、エーテルの存

    0
    2021年06月27日

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