オーウェル評論集

オーウェル評論集

1,067円 (税込)

5pt

5.0

オーウェル(一九〇三―五〇)といえば,ひとは『動物農場』『一九八四年』を想うだろう.だが三○年代から戦後にかけて展開された活発な評論活動を忘れてはならない.文学・政治・社会現象・植民地体験など多岐にわたる対象に鋭く深く切り込む彼のエッセイを貫くのは,自律的知識人に固有のあの強靱さと優しさだ.十二篇を精選.

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オーウェル評論集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月18日

    大好きな作家のひとり。数多くの体験記、書評、社会評論などのうちから、とりわけ時代批評に根差した主題が収載されている。

    自伝は、場面が鮮やかに迫ってくる。書評は、衒いがないのに新鮮。社会評論には、時代をこえた示唆がある。

    ここでこうして書いている自分の不誠実さが身にしみる。

    自分自身を見つめなお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月22日

     1948年に発売されベストセラーだった。『1984年』を読んで、「なんと退屈なホラー小説」「露骨な反共」と思った人は多いだろう、だが
    だがオーウェルは読む価値がある。
    英国には≪王制廃止≫共和制の時期もあるし、マルクス以前からの社会主義運動の伝統もある。オーウェルは階級闘争のモティベーションは認め...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月11日

    「ナショナリズムとは何か」と問う時、最も明確な指標を与えてくれる作家。ナショナリズムが帰属するのは国家民族に限らず、本質的に権力志向と結びついている。WWⅡ当時の英国-ソ連間の国民意識についても詳述されており興味深い。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    英米文学の知識があれば、もっと楽しく読めたと思う。
    ディケンズの評論は何とか読んだが、他の文芸論は読まなかった。

    全編を通して伝わってくるのは、オーウェルの建前論を排した実直さ。
    ユダヤ人差別について述べた評論では以下の指摘が鋭い。
    曰く、
    「ユダヤ人差別について検討しようとするのなら、...続きを読む

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