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覚醒した薩摩、目覚めなかった長州。
世に言う「八月十八日の政変」で京を追われた長州は失地回復を狙って出兵を行なうも、会津・薩摩連合軍の前に敗走する。この「禁門(蛤御門)の変」以降、長州と薩摩は犬猿の仲となるが、その後、坂本龍馬の仲介で「薩長同盟」が成立。やがて両藩は明治維新を成し遂げるために協力して大きな力を発揮した――。
以上はよく知られた歴史的事実であるが、じつは禁門の変以前の薩長の関係は大変良好であった。策士・久坂玄瑞の働きにより、すでに「薩長同盟」は実質的に成立していた、と言っても過言では無い状態だったのである。
では、友好だった両藩が、「八月十八日の政変」「禁門の変」へと突き進み互いに憎しみあい敵対するようになったのはなぜなのか?
そこには、兄・島津斉彬に対するコンプレックスを抱えた“バカ殿”久光を国父に戴き、生麦事件や薩英戦争を引き起こしながらも「攘夷」の無謀さに目覚めた薩摩と、“そうせい侯”毛利敬親が藩内の「小攘夷」派を抑えきれず、ついには「朝敵」の汚名を着ることにまでなってしまった長州との決定的な違いがあった。
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Posted by ブクログ 2023年03月04日
島津久光。島津斉彬の弟。
久坂くさか玄瑞げんずい。
寺田屋。京都駅から南。伏見。薩摩藩御用達の宿。第1次薩摩藩士同士の内紛。第2次坂本龍馬。
※伊藤。高杉のおかげで彦島が香港にならずに済んだ。
※勝海舟(40)、岩倉具視(38)
西郷(35)、大久保(33)、桂小五郎(30)
坂本龍馬(27)...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月13日
☆☆☆2020年9月☆☆☆
生麦事件や薩英戦争、長州の陰謀等を取り上げた第20巻。
この時代の動きは複雑でわかりにくい。
ここでは、印象に残った部分を引用する。
P77 これほどの謀略を成し遂げる能力のあるものは久坂しかいない。
P144 生涯伊藤は、「高杉のおかげで彦島が香港にならずに...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月03日
この巻でも幕末の動乱がていねいに解説されており、とくに薩摩藩と長州藩のめまぐるしい変化が追いかけられています。
著者が高杉晋作に対して非常に高い評価をあたえているのが目を引きます。著者の考えでは、上海で西洋諸国の文明と中国の命運をじっさいに目にすることになった高杉は、武力で外国を倒すことの不可能を...続きを読む
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