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ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面々は、手掛りがわずかしかなく、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、新製品という触れ込みのチョコレートを試食したベンディックス夫妻。チョコレートには毒物が仕込まれており、夫人は死亡、ベンディックスは一命を取り留めた。しかし、そのチョコレートは知人のペンファーザー卿へ送られたもので、ベンディックスはそれを譲り受けただけだったのだ。会員たちは独自に調査を重ね、自慢の頭脳を駆使した推理を、一晩ずつ披露する――。誰がこの推理合戦に勝利するのか。本格ミステリ史上に燦然と輝く、傑作長編。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年04月02日
古典の名作。
紳士淑女のための限定された推理倶楽部の会員たちが、日替わりで自分の推理を述べてくので、探偵小説の醍醐味であるクライマックスが6度も楽しめる。
これはなかなか探偵小説を読む人への挑戦とも言える試みではないかな。ただ探偵役の推理を鵜呑みにするのではなく、その実証性や証拠の有用性を検証するこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月10日
さすが古典ミステリー!!圧巻。
まごうことなき推理小説ですね。探偵小説ではなく。
事件が起こって材料が出揃っている状態から始まるからすぐに入り込めるしすいすいと読み進められる。
様々な可能性が次々に講じられて休む暇なく話が進んでいく。
愚者のエンドロールから派生して読んだけどこの時代の英国ミステ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月20日
オールタイムベストの常連のような古典的名作で読もう読もうと思いながら、なかなか巡り会えなかった本作。
やっとめぐりあって読みましたが非常に面白い。提示される犯人に目新しさが有るわけではないですが、探偵6人による謎解き合戦、有る人の推理を次の人が崩して行く様は見ていてワクワクしましたし、自分も推理し...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月11日
多重解決の先駆けということで、発表当時はすごく衝撃的だったろうな…
今やなんでもミステリと言えるくらい多様化した今からは、その衝撃度合いが羨ましい。
とてもシンプルな事件から、6通りの推理が展開されるんですが、今もってなお、7つ目8つ目の解決アプローチが考え出されているとは。
作者の恣意によって、解...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月23日
1929年に発売された作品です。
あまりにも有名で、現代の推理小説にもその名が度々登場するので読んでみました。
なるほど、すごい内容です。
犯罪研究会のメンバーの推理合戦がメインストーリーですが、次々に発覚する事実と容疑者。
もはや、犯人が誰がということより、誰の推理が一番納得できるかということに焦...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月21日
とにかく名前が覚えにくくて、誰が誰だったかを確認するのにすごい時間を使ってしまった
ユーステス卿とワイルドマン卿を同じ人物だと思いながら途中まで読み進めて、訳が分からなくなった
多重解決物の第一人者で、数々の偉人からオススメされている1冊
面白そうだしせっかくなら古典作品も読んでみようかと手を伸ば...続きを読む
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