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大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。〈木曜殺人クラブ〉は、事故の裏に何かあると直感し、捜査を始める。一方、メンバーのひとりであるエリザベスは、友人のジョイスを殺されたくなければ元KGB大佐を殺すようにと脅迫され……。
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Posted by ブクログ
木曜殺人クラブ3作め。 いつものおじいちゃん、おばあちゃんが元気いっぱい活躍。哀愁を漂わせる場面もありますが、前向き力が半端無い。 読みながらプフっと笑えるおもしろさが溢れてます。 あまり殺人が無いところもステキ。 この際筋書きは気にせず、キャラの濃さを味わって。 のんびり休日の楽しみにしたいです。
シリーズ第三弾。変わらず素敵な面々の活躍が楽しく読めます。彼らが今回挑むのは、犯罪を突き止めたらしいキャスターのべサニー・ウェイツが殺された十年前の事件。しかしそのさなか、エリザベスは謎の人物に拉致され、かつての同僚である旧友を殺すように脅迫される。ユーモラスさは健在ながらもハラハラドキドキが止まら...続きを読むない作品です。 エリザベスは危機に陥り(でもきっと彼女は大丈夫と安心していました)、ロンは恋に落ち、イブラヒムはある人物に接触、そしてジョイスはいつも通りにいろんなことにわくわくしていて、本当に楽しいです。だけれどある人物の老いが進んでいくところは切なかったりも……老人たちがひたすら元気で前向きに思えるこのシリーズですが、避けて通れないものはあるんだよね。でもそれすら乗り越えて、彼らの生きざまは力強く感じられます。むしろ後がないかもしれない分、悔いのないようにと心掛けているのでしょうか。見習わなくては。 さて、事件の方も本当に読みどころ満載でぐいぐい惹きつけられました。バイキングとの息詰まるような対決もスリル満点ですが。やっぱりすごいよジョイス!(笑) そして今回、珍しく浮かれっぱなしなボグダンが可愛くって仕方ありません。幸せになってほしい。
今回もとてもとても楽しい、ピカレスク小説。 キャラクターの魅力や関係性で充分引き込まれるので、ミステリー要素は物語を動かす仕掛けのような印象。ただ、愉快なシーンにも謎が仕込まれていることに気づきませんでした。 私の泣き所はスティーブン。今回は出番が多くて嬉しい、けれど悲しい部分もあって、読後もし...続きを読むばらく気持ちが持って行かれていました。 4作目も早く読みたいな〜! でも彼らももう80代、一緒に歳をとっていきたい、でもずっと一緒に楽しんでいる姿を見ていたい。 続きが気になるけど、どんどん読み進めていくのは躊躇われる気持ちもあります。
シリーズ第三弾(私は第二弾からの読者)。 木曜クラブの4人は楽しそうに事件を解決していきます。今回は10年前の未解決事件と詐欺・マネーロンダリング。4人の周囲の人達(ボクダン、スティーブン)も大活躍する。今回から新たに加わった人物ヴィクトルも含めて、みんなキャラが立ってます。メンバーの色恋沙汰と老境...続きを読むの悲哀と相まって事件が解決へと進みます。最初はちょっとうっとおしいなと思っていたジョイスも活躍、いい味でしてます。 このシリーズはラストが良いですね。 第1作も読まないといけないな。
シリーズ第三弾。 老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーが今回取り上げたのは、約10年前にとある経済詐欺犯罪を追っていた女性ニュースキャスターが車ごと崖から落とされた未解決事件。 手掛かりを求めて地元テレビ局の有名キャスターと対面するなど捜査を進めますが、そんな中エリザベスとその夫・スティーヴ...続きを読むンは謎の男に拉致され、エリザベスの旧知の人物を殺害するように脅されてしまいますが・・。 軽快な筆致にますます磨きがかかり、著者が乗りに乗っているのが伝わってきますね。 “ちょっと(文面が)遊び過ぎやぞ!”と思わんでもないですが、愛すべきご老人たちがお元気そうなのは何よりです。 巻を追うごとに、四人(エリザベス・ロン・イブラヒム・ジョイス)のキャラが確立してきて、それぞれの特性を活かした活躍ぶりを見せてくれるのが良いですね。 いつもメンバーに協力“させられている”、クリスやドナ、ボグダンも相変わらず巻き込まれつつも、“いい恋”していて幸せそうです。 そうそう、“恋”といえばあの硬派なロンもポーリンと“ええ感じ”になっていて、何だかカップルが量産されている印象でした。 展開としては、未解決の女性ニュースキャスター殺人(失踪?)事件と、エリザベスに対する脅迫が並行して進み、そこに大規模なマネーロンダリング犯罪が絡んできたりして、毎度のことながら大変な状況ではあるのですが、レギュラーメンバーをはじめ、関わってくる人(犯罪者であっても!)皆を巻き込んで、わちゃわちゃ楽しそうに進展していくので、読んでいるこちらも一緒に楽しくなっちゃうんですよね~。 個人的にはジョイスが最強だと思っていて、一見ミーハー丸出しで邪魔ばっかりしている印象ですが、どっこい肝心なときにはいい仕事するんですよ。 危険人物をも“無力化”する能力は彼女ならではですね(自覚あるかどうかは不明)ww。 てな感じで、ワイワイお達者なご老人たちですが、その“老い先短い”哀愁もやはりあって、とりわけエリザベスの夫・スティーヴンの症状の進み具合が切ないです(スティーヴン、今回お役立ちだったのですけどね)。 いつまでも達者でいてほしい彼らですが、今回登場した元KGBのヴィクトルは、結局〈木曜殺人クラブ〉の正規メンバーになったという事なのですかね?犬のアランも含め、仲間が増えるのは嬉しいです~。 そして、現在絶賛恋愛中のボグダンが色々万能すぎるので、彼が何者なのか深堀してほしいと思った次第です~。
おばあちゃん探偵みたいなんを想像して読んだら、とんでもなかった1話から読み始めて、もう3作目。みんな超人すぎるやろ。木曜殺人クラブの面々凄すぎて、全然リアリティーはないけど、キャラが魅力的で面白い。避けられない"老い"も書かれているから、せつなさもあり。スティーヴンの状態が悪くな...続きを読むっているのが、読んでて辛い。
ノーマルで優しい気な、このわちゃわちゃ感が好きかな。 木曜殺人クラブ3作目。 それぞれのカップルが、うまくいきそうでうれしい。 とくにドナとボクダン、クリスとドナのママ。 エリザベスの夫、スティーブンが心配だけど、 小説だから現実的な悲壮感は、今後も出さないんだろうな、と思う。 今後、あったらあった...続きを読むで、それがストーリーになりそうだけど。
SL 2023.9.23-2023.9.26 高齢者施設に暮らす木曜殺人クラブのシリーズ3作目。 シリーズが進むにつれて主人公の4人のみならず、欠かせない協力者や、ちょっとした脇役まで皆が生き生きと個性的で楽しい。 ミステリとしてもしっかり作り込まれているけれど、そこに作りすぎ感があってバッサリスッ...続きを読むキリとならないところがやや残念。
このシリーズも3作目。最初こそミスマープル的な雰囲気でしたが、前作はスパイアクション的ですらあったのが、今回もご老人達のなかなかの活躍に目が離せませんでした。主人公の幅広い人脈、その個性的なキャラクターたちの丁々発止のやりとりはコメディ的ですらあって最高。
ずっとファンの作家さん。始めの2作品は設定、登場人物全てに5点満点だったが。 今回はやりすぎ?木曜クラブを超えてる感が凄い。 ただ、最後まで気が抜けない荒ワザが仕掛けてあり、その点は良かった。
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