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マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力2016/7/23 著:山梨 広一
「努力をすることはいいことだ」と思われている。
もちろん、努力をしないよりはしたほうがいい。仕事でも学びでもトレーニングでも、一定の努力は必要不可欠である。それでも「努力をすればいい」と思った瞬間、大事な点を見失ってしまう。問題は、労力やかけた時間ではなく、努力の質である。
そもそも何が「いい努力」で、何が「そうでない努力」、すなわち「悪い努力」なのか、それを徹底的に洗い出すこと、そしてどうすれば努力の質を上げられるか、とうのが本書のテーマである。
構成は以下の5章から成る。
①努力の質を変える 仕事に「いい流れ」をつくるルール
②いい努力を生み出す思考法 「次の行動」をクリアにする考え方
③いい努力につながる時間術 早く動いて「努力の成果」を最大化
④いい努力を進化させる 自分を成長させ続ける行動法
⑤人と一緒にいい努力をする 「最も大きな成果」を生み出す仕事術
自分は今まで「いい努力」だけをしてきたかと言われれば、そうとは言えず「悪い努力」もごちゃまぜに行ってきた。未熟であり、そのような意識が少なければどうしても、質より量に依存してしまい、やっていれば頑張っていると自己満足もあり安心してしまったきらいもある。
しかし、ここにきて時間の制約もあり自分の行動が大きく他者の時間を割き、今後に影響を与える立場へとなると、責任をしっかりと考えながら努力をしてもらう必要がある。
それを考える上では本書は非常に勉強になった。
常に本棚に置き、迷えば開くという一冊が新しく増えた。
「いい努力」を「続ける努力」をしていきたい。
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「いい努力」とは7つのポイントに整理される
①「成果」につながるもの
②「目的」が明確なもの
③「時間軸」を的確に意識しているもの
④「生産性」が高いもの
⑤「充実感」を伴うもの
⑥「成功パターン」が得られるもの
⑦「成長」を伴うもの
4、仕事がはみだしても時間を切る
5、「残業=機会損失」と考える
7、「高い目標」を設定する
9、「レバレッジ」で組織の壁を越える
11、「煩雑な手続き」の壁を乗り越える
12、「評価」の壁を知り変えていく
13、「アンダーコントロール」を増やす
15、「アウトカム志向」を持つ
16、「人に頼むことも責任」と考える
17、まずは「手ぶら」で話をする
19、つねに「フロントローディング」する
21、「リスク」を取る
24、「目的」の真意を正確につかむ
25、「境界条件」を広げる
26、「目的」と「境界条件」を共有する
27、動く前に「課題」を見出す
28、自分の判断で「重要な課題」に絞り込む
30、さまざまな立場から情報を「洞察」する
34、仮説を「数字」で検証する
35、仮説を「進化」させ続ける
36、「一番効くレバー」を引く
37、仕事の「答え」をつねに持っておく
40、「具体的なアイデア」を足で生み出す
45、「フロントローディング」を徹底する
46、行動のすべてに「時間の枠」をはめる
48、「打ち合わせのシナリオ」を用意する
50、1週間に1度、「流れ」を止める
51、「関係ないこと」にも時間をかける
58、「正しい相手」から「正しい力」を借りる
65、「権威以外」のもので人を導く
68、コミットメントの低いメンバーを「戦力化」する
69、議論は「紛糾」しなければならない
72、間違っていても「ユニークなこと」を発言する
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著者は外資系コンサルで長くキャリアを積んできた人物。
自身の経験から、努力を結果に結びつけるためのの方法論を説く。以下、自分への備忘録。
1.努力を後出しするのではなく最初に負荷をかける。a.情報共有を最初にする b.大きな方向性を最初に検討する c.面倒くさいことを最初にやる d.心理的に負担がかかることを最初にする e.初期段階で人を巻き込む
2.すべての課題に取り組むのではなく、自分の判断で「重要な課題」に絞り込む
3.会ってみて考えるのではなく、打ち合わせのシナリオを用意する a.目的 b.期待される成果 c.そのためにどんな議論をするか d.その議論をするにはどのような資料や準備が必要か を明確にする
4.ファシリテーターはメインに沿って有益な議論を促し、個々の意見の意味合いを解釈、整理などして議論の結果をかたちづくる役割
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いい努力と悪い努力を比較して説明しているのでわかりやすかった。
いい努力には下記7点が含まれている。
1.成果に繋がる
2.目的が明確
3.時間軸を的確に意識している
4.生産性が高い
5.充実感が伴う
6.成功パターンが得られる
7.成長を伴う
フロントローディングとは初めて聞いたが、実際の仕事でやろうと思っている事だった。
ポイント
1.情報共有を最初にする
2.大きな方向性を最初にする
3,面倒くさい事を最初にする
4.心理的に負担がかかる事を最初にする
5.初期段階で人を巻き込む
いい努力に結びつく生産性の高い思考は「目的」「境界条件」「課題」を押さえる。
目的の真意を正確につかむ
境界条件と目的を共有する
動く前に課題を見出す
気に入った事
・与えられた環境に甘んじて努力するのではなく、「環境*意思*性格」を最大化する
・仕事がはみ出しても時間を切る
・残業=機会損失と考える
・遠くの大きなゴールを目指す
(何を捨てるかを考える場合は、「この仕事の目的は何か?」「どれくらいの期間で成果を上げればいいのか?」にフォーカスする)
・「仕事を任される」には、責任をもって仕事の全体像を設計し自分がやる部分と人にやってもらう部分を切り分けることも含む
・一番効くレバーを引く(素早く、一気に)
・悩むな考えろ。だがいつまでも考え続けるな、判断しろ
・「要所」を見つけ。「素早く」「強く」働きかける
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