熟柿

熟柿

2,035円 (税込)

10pt

激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

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熟柿 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    熟柿とは、熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つこと。言ってしまうと、それに自分の意思はないわけで、時が来るのを待つしかないともとれるわけで。
    罪を犯してしまってから、普通通りの生活や息子に会うができるまでの時間がこんなにもかかると思うととんでもないぐらいの時間がかかって

    0
    2026年06月28日

    Posted by ブクログ

    罪を犯した人間が一生後悔と反省に苛まれて生きていく姿がわかる。怖さもあるが、次が気になり過ぎて休日にどんどん読み進めてしまった

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

    この本が書店に並び始めたころ、友達と「ズクシ(熟柿はうちらの地方ではこう言う)」って読むんかな~とか言いながら物語の話でなく、しばらくこの柿の食べ方で盛り上がりました(笑)
    この本を買ったのは昨年ちょうど実家からいくつもの熟柿をもらってきた頃でしたが、なかなか読めなくてやっと読めました。なんで早く読

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    ひき逃げ事件を起こした一人の女性・かおりの17年間を、淡々と、しかし残酷なまでの解像度で描き出した佐藤正午氏の『熟柿』。安易な共感を許さないベテラン作家の圧倒的な筆力が、静かに光る一冊だった。
    物語は、困窮する生活の中で息子の生命保険を払い続け、他者の悪意や理不尽に耐え忍ぶかおりの姿を追う。読者は彼

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    ゆっくり、深く心を抉られる小説。
    これが本屋大賞2位か〜〜1位のインザメガチャーチとは全く違うタイプで、終始気持ちがどんよりした。でも「熟柿」、いい言葉だな、わたしも頭の片隅に置いておこうと思った。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    一冊の本を読み終えたというより、長い旅を終えたような気持ち。

    最初は遠いどこかの誰かの話を聞いているようで、登場人物の境遇にも現実味を感じられず、あまり感情移入できなかった。

    それでも読み進めるうちに、少しずつ物語との距離が縮まり、後半では思わず涙。

    ずっと想い続けていた気持ちが、実は一方通行

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    熟柿(じゅくし)
    「熟した柿が自然に木から落ちるのを待つ」という様子から、「焦って行動せず、時期(好機)が来るのを気長に待つこと」
    本屋大賞2位で話題だったので読んでみた。熟柿という言葉は初めて知ったけど良い言葉だなと思った。
    私だけかもしれないが、序盤の方のかおりはヒステリックっぽい印象を受けてし

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    中盤のくどくど、じめじめ、うじうじとした空気はとてもしんどかったが、最後はじんわり良い心地になった。
    息子はちょっと大人び過ぎてると思う反面、考えざるを得なかった環境なのかなとも。あと恋愛要素は、いらんかな。

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    終始、夫の身勝手さと狡さが腹立たしくて、こんな人間と早々に別離できてかおりはある意味幸運だったとさえ思った。周囲の人達の思惑に安易に流されての浅慮で自業自得な様子は哀れだったけれど、子供の存在が唯一のモチベーションとなって、各地を転々としながら逞しく生き残っていく物語は読んでいて気持ちが良かった。

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ

    「熟柿」
    熟した柿が自然に落ちるように、時機が来るのを待つこと、物事の成就には適した時機があるという意味なのか。
    罪の重さは1人で背負おうが、何人で背負おうが変わる物ではないが、拓のためにはこれしかなかったような気がする。
    出所を待って家族で背負って行けば少しは軽くなるのかもしれないが、かおりの天職

    0
    2026年06月10日

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