すべての見えない光

すべての見えない光

1,628円 (税込)

8pt

目の見えない少女と、ナチスドイツの若い兵士。二人の運命がフランスの海辺の町で交差する。ピュリッツァー賞受賞の傑作を文庫化

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すべての見えない光 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    "絶望は長くはつづかない。マリー=ロールはまだ若く、父親はとても辛抱強い。彼は娘を安心させる。呪いなどない。悪運や幸運はあるかもしれない。それぞれの日が、いい日か悪い日かに、わずかに傾くことはあるかもしれない。だが呪いはない。" (p.40)

    "この世界は、なんと迷路

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    その光は波であり、海であり、ラジオだ
    すべての事物が反射する可視光線とは別の、見えない光
    それは命であったり、希望であったりする
    第二次世界大戦下のフランスとドイツ
    それぞれに生きる人々
    そこは混沌として、明日がみえず、望みは断ち切られ、人々の命は消えていった
    “見えない”ことは少女の盲目だけでなく

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    詩情豊かな描写、それに訳文の美しさに心が躍る。プロットの巧みさに唸る。ストーリーの行き着く先に固唾を呑む。ページを捲り続ける。読み終わった後にはそれらを合わせた以上の感動が残る。
    人はときに残虐で歴史は残酷だけれど、そこから掬い上げられた人々の物語は、やさしさをもって語られる、そこにもある、あったは

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中でベスト5に入ると思う。3日くらい余韻に浸ってた。
    フランスで父親や周りの人に愛されて育つ盲目の少女、ドイツの養護施設で過ごす賢い少年、2人が否応なく戦争に巻き込まれていく。物語は静かに進む。美しいけれど残酷で、ときに人が心を失ってしまう世界。でも光はある。いつか、読み返したいと思

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    銃が勝った、いつものことだ!

    全身に響く本だった。泣きすぎて二重が消えた。
    美しいフランス、ドイツ、ロシアの情景を通じて盲目の少女と、小柄な少年、周りの優しい人達が描かれる。
    文章はとても平易でやさしい。
    そしてその優しい言葉で、戦争でその人達が何もかも失う過程を容赦なく見せられる。
    戦争は誰も勝

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    憧れの小説。
    圧倒的No. 1。
    確か翻訳大賞を受賞されていたと思うけど、言葉が表現が文章がとても美しくて、内容と文章の美しさに感動して泣いた、そんな本は初めて。
    この小説は何にも似ていない。
    崇高で気品がある。
    読み返したいけど、それをするには覚悟がいる笑

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    時間軸や人物の視点が次々に入れ替わっていく、パズルのような構造の物語。第二次世界大戦を背景に、戦争が人々の人生を否が応でも変えていってしまう中盤まで、膨大な文章量も相まって読むのにエネルギーを使う。しかし、それまでの伏線を回収しながら全ての話が繋がっていくラストの約100ページは圧巻。

    長編小説で

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    余韻の残る読後感、心がしばらくこの小説の中を漂いました。深く考えさせられる内容であり戦争のむごさに震えましたが戦後の主人公達の生きる姿にも触れられていて少しホッとしました、また人が生きる強さも感じました、

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦下。フランス・パリの博物館で働く父と暮らす盲目の少女。一方は、ドイツの炭鉱町にある孤児院に妹と暮らすラジオに興味を抱く少年。

    国も境遇も違う、戦争が無ければ決して巡り合わなかった二人の人生が、時間軸を前後しながら短い断章として交互に語られていきます。次第に戦争に巻き込まれて行く盲目の

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦中の重苦しさとダイヤモンドを巡るサスペンス感がありつつも、繊細な心情が綴られた詩的な文章が素敵で魅せられた。

    ドイツ兵というと横暴なイメージしかないけれど、全員がそうではなくヴェルナーやフレデリックのような性格の人達もいたんだよね。学問に興味のあった2人が戦争がなければ全く別の人生を

    0
    2025年09月01日

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