境界性パーソナリティ障害の入門書。
数年前。
「アナと雪の女王」がヒットして、歌も人気が出て、映画館でみんなで歌おう!というのを聞いて、すごいなーと。
私の興味は年末の紅白で、娘が歌っているのを号泣しながら一緒に歌っている聖子ちゃんに集中。
この本を読んで、何となく分かったような気がしました。
境界
...続きを読む性パーソナリティ障害の多くの人は、絶対的な親に認めてもらえていない、ということが分かっているそうです。
これやったらダメ、あれもダメ。
何でできないの?できないなんて私の子じゃない。
当たり前の「いいよ」がなく育ってしまうと、それを補うために心が少しずつ壊れてきてしまうそうです。
守ってもらえる親に守ってもらえない。
今、日本にはそういう子どもたちが多いそうです。
そう考えると、数か月前の職場もそうだったな、とふと思ったり。
大学生なのに、「うちの子、大学行っていますか?」「卒業できますか?」「単位が取れていないようなのですが、どうしたらいいのでしょう?」という親が多くて衝撃的で参ってました。
もう大学生だしさぁ、と喉まで何度も出かかったことか。
学費は高いのは重々承知。
でもね。
大学に行くのは学生さん自身。
学生さんの自主性に任せてみないのかな。
でも、一つの希望も書かれていました。
これまで虐待は連鎖する、といわれていたけれど、周囲の支えがあれば連鎖を断ち切れることが実証されているとのこと。
咲セリさんのように、一人でも多くの人が克服してほしいです。