作品一覧 2022/12/09更新 「言語技術」が日本のサッカーを変える 試し読み フォロー 体育会系の研究 ――その強さと弱さ 試し読み フォロー 脱・コロナ恐慌 試し読み フォロー 批判覚悟のリーダーシップ 日本サッカー協会会長秘録 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 田嶋幸三の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 「言語技術」が日本のサッカーを変える 田嶋幸三 昨日は、試合が久しぶりに休校日にあたったので、大分トリニータのホームゲームを観戦してきました。対戦相手は、コンサドーレ札幌。結果は0-1…。札幌の攻撃陣の質の高さが目立った試合でした。しかし、トリニータの選手にも、何人か光る選手がいました。中でも光っていたのは、背番号33番。オレンジのスパイクの選手...続きを読むです。 それは、幸野志有人選手。後半途中から出場した彼のプレイは、18歳(高校3年生!)とは、思えないほど落ち着いていて、守備を攻撃をつなぐために常に最適のポジションを選択し、決定的な見事なパスを供給し、時には自ら敵陣深く切り込んでいました。彼のプレイは、そのすべてが考えられており、危機意識の低さ、相手のプレッシャーにあわてる動き、ただがむしゃらな無駄な動きはありません。よく首を振って、周囲の状況を常に把握し、チームメイトに対して、まず自分にボールを寄越せと要求する。そして、周囲の選手にもポジションを指示するなど、その高度な動きとリーダーシップは、世界水準を感じさせるものでした。彼は、この本の著者が創設した「JFAアカデミー福島」の1期生です。◆海外の選手に比べ、日本の選手は、自分で考え自分で決断することが苦手だとよく言われます。逆に、なぜ外国の選手たちは、重要な場面で、ベンチの監督を見なくとも自分だちで判断することができるのか。それは「言語技術」の違いにあると、JFAアカデミーのスクール・マスターである著者は力説します。そして、身体運動としての側面と「精神論」ばかりを重視してしまい、思考力や判断力、また、コミュニケーション能力を養成することが、日本のスポーツ教育に欠けているためだと言うのです。◆このことは、サッカーだけでなく、日本人全般に言えることです。知識偏重の「学力」ばかりを追い求め、現実社会が求める力、必要な力を養成することに未だ目覚めない、そういう教育が大半を占める中にあって、この本の示唆するところは大きいはずです。(K) 紫雲国語塾通信〈紫のゆかり〉2008年4月号掲載 Posted by ブクログ 「言語技術」が日本のサッカーを変える 田嶋幸三 「06ドイツW杯準決勝イタリアvsドイツでイタリアが1人退場になったとき,誰一人イタリアの選手はベンチを見なかった.」という報告から自己決定力の必要性を説いてた良書.JFAアカデミー福島での取り組みの紹介.意味あるプレーに自覚的に取り組むことが大事.ひとつひとつのプレーが失敗したか,成功したか自分で...続きを読む感じ,考え,判断させることが重要.意味あるプレーとは何か?サッカーに限った事じゃないけどね. Posted by ブクログ 「言語技術」が日本のサッカーを変える 田嶋幸三 「日本サッカーに足りないのは自己決定力であり、その基盤となる論理力と言語力である」という問題関心は、そのままビジネスの世界に通じるところがある。 特に、論理力を育てるために、理由や意図を尋ねるという訓練法は参考になる。 Posted by ブクログ 「言語技術」が日本のサッカーを変える 田嶋幸三 猪瀬さん『言葉の力』で引用されていた一冊。 正直、自分の好きなサッカーネタで自己啓発的なネタがあると思っていませんでした。昔のサッカー部と言えば、どこか不良っぽくて、とにかく走れ!的な印象があったのですが、J leagueができて、ワールドカップにも出場し、さらには海外でプレーする多くの日本人がいる...続きを読む状況において、サッカーにおける教育は重要なポジションを占めることを改めて知りました。 とくにその中でも本書で示される言語教育の大切さ、エリートとしてのあるべき行動は社会人の我々にとっても大切なことと痛感しました。 Posted by ブクログ 「言語技術」が日本のサッカーを変える 田嶋幸三 日本サッカー協会の権力闘争では、微妙に暗躍していると言われる田嶋幸三氏の著書。 本の構成としては、日本と海外のエリートと言われるサッカー選手の違い、そしてそのちがいこそが、言語の違いからくる自分への責任、リスクを負うことなどが、阿吽の呼吸で行う日本語よりも、論理明晰な言葉をもった文化の方が、常に状...続きを読む況が変化するサッカーの試合では、サッカーの質を変えるとしている。 福島のJFAアカデミーでの、言語技術訓練の様子も紹介している。詳細の内容は、他書を参考にされるといいと思う。 Posted by ブクログ 田嶋幸三のレビューをもっと見る