終盤の畳み掛けがすき。一気にずがーんって登り詰めた。
今回ずっと有賀さんのターンすぎて、匡くん影薄すぎないかわいそすぎひん、だったのだけれども
ミツルと匡の喧嘩、というにはお互い悲しんでいるだけのシーンがとても良くて(語弊)、わあわあならないとこ大人だし、胸を突いた。
そこから、有賀さんのただの本
...続きを読む音(ちょっと幼気)な部分も良かったし
双葉、良い子すぎてもう。もう。
ミツルは半ばほっといてヒーロー側ふたりに共感してしまう、から、双葉もすき。
味方だ、幸せになって欲しい、ってずっと言っていたけど、その時点では別に重きを置いていなかったんだけど
満を持して本人に通訳越しに伝えるところの胸に迫る感……。
三人だって利己心もそりゃ人間だから(双葉は神様だけど)あるんだけど
大前提が揃って愛なので、ただただ刺さるし肯定感が突き抜けちゃう。
そういう人情的な面では主人公が弱いんだけど
ミツルは仕事人としてちらっと格好良かったから、そこが魅力。
有賀さんのさすが社長感もすき。
ばりばりのお仕事ものは、すっかり読むのにパワーがいるターンで離れまくりなんだけど
これくらいの要素だと、やっぱりプロい人という描写がすきだなあって再実感した。
食べ物ものも、興味が向かないモードで避けまくりなんだけど、日本酒を軽くさらう程度の書き口はやっぱりちょうど良い加減で
……しっくり感すごいな。有り難い。