朝日新聞「ロストジェネレーション」取材班の作品一覧

「朝日新聞「ロストジェネレーション」取材班」の「ロストジェネレーション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ロストジェネレーション
    3.5
    1巻1,300円 (税込)
    いま25~35歳の世代は、戦後最長の不況期に社会人となり、正社員になれなかった人も多い。最底辺の労働者として、あるいは時代の先駆者として、新たな生き方を模索する彼らを「ロストジェネレーション」と名付け、現状や本音、将来像、社会への影響に迫る。朝日新聞連載をもとに再構成し、大幅加筆。彼らの行く末が、日本社会の運命を決める。
  • ロストジェネレーション

    Posted by ブクログ

    この本が出版されているのが2007年。
    ロストジェネレーションと呼ばれる人は氷河期時代に生まれた
    現在(2011年)は29歳~39歳の人々を指している。

    1990年中盤からの正規雇用から非正規雇用への流れとなり、年功序列から成果主義へと変化した雇用形態。
    大学を出ても就職が決まらない、転々と職を変えるフリーターの出現。親の家に住み仕事を持たないニート。
    団魂世代をモデルとして仕事をすることなく、IT企業家が増えだしたナナクロ世代。例を提示しながら詳しく見ている。
    私達が普段手にしているあらゆる機械、激安の外食。それらは、安い賃金で働いている人たちによって成り立っている現実。そこから抜け出すに

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    2011年10月23日
  • ロストジェネレーション

    Posted by ブクログ

    先週読んだ『働くニホン』よりも面白かった。
    一人ひとりのストーリーが長かったし、ホリエモンなど知った人たちの話も出ていたので。

    ロストジェネレーション世代は、豊かな時代に生まれたが、就職の際は不景気真っただ中だった。企業の合理化政策から、正社員になれなくて派遣やフリーターなどの非正規雇用にならざるを得ない人がたくさん出てきた。
    そんな将来の見えない状況から抜け出そうとしても抜け出せない様子や、そのなかで政治家やITなどで新たな挑戦をしようとしている様子が書かれていた。
    政治や社会への信頼が低く、自分で自分の生活の責任を取ろうとする姿勢は自分にも共通で、今後もどんな変化にも耐えていけるように、

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    2010年12月04日
  • ロストジェネレーション

    Posted by ブクログ

    日本が最も豊かだった時代に生まれ、戦後最長の経済停滞期に社会に出た、ロスジェネ。
    くくり的には、僕はその世代には当たらないらしい。というか、恵まれた環境でヌクヌクと漫然と生きている僕にとっては、体感できないのが現実で、それこそがこの本でいう「無関心」で、他人事ではなかったマジで。
    敷かれたレールを行くことが最重視された時代から、”自分で生きる”道を見出し始めた日本で最初の世代。といえば聞こえはいいがそこには過酷な現実があって、多世代との利害対立から拡がる無関心。難しい問題。
    キレイごとにはしたくないけれど、生きていくしかない。この信用できない世界で。僕もだ。

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    2014年08月08日
  • ロストジェネレーション

    Posted by ブクログ

    ロストジェネレーション、25~35歳の就職氷河期にあたる年代の人達。
    いままで読んできた本のなかでは、「わりをくった」世代という印象が強かった。
    もちろんこの本でもそれまでの常識が崩壊して非正規で生きる人達が出てくる。
    しかし一方で「自分探し」をしなければならないこの世代の力強さを描いてもいる。
    それが新鮮だった。

    ロストジェネレーション。
    「失われた世代」そして「さまよう世代」。

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    2010年04月27日
  • ロストジェネレーション

    Posted by ブクログ

    一昨年の年始に朝日新聞に連載された記事+αがまとめられたものです。
    お世話になっている記者の方が取材班の一員だったこともあり、読んでみました。

    極端な例が多い気がするけれど、「格差社会」はここまできていたのか…
    と衝撃を受けた。(読んだのは2007年の終わりごろ)

    派遣切りなどが問題になっている今、彼らはどうなっているのだろうか、とも思う。

    0
    2009年10月04日

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