作品一覧 2022/12/16更新 アメリカが嫌いですか 試し読み フォロー 海の友情 米国海軍と海上自衛隊 試し読み フォロー 大井篤海軍大尉アメリカ留学記 保科さんと私 試し読み フォロー 憲法改正とは何か―アメリカ改憲史から考える― 試し読み フォロー 憲法で読むアメリカ史(全) 試し読み フォロー 北極星号航海記 試し読み フォロー マサチューセッツ通り2520番地 試し読み フォロー 横浜の波止場から : はるかな海、遠いアメリカ 試し読み フォロー 1~8件目 / 8件<<<1・・・・・・・・・>>> 阿川尚之の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 憲法改正とは何か―アメリカ改憲史から考える― 阿川尚之 アメリカの建国から現在までの歴史を通してのアメリカの憲法の制定と改正に関する歴史の物語です。海外出張に当たっての飛行機での睡眠導入にもなるかなと思って読みはじめたのですが,内容がとても面白く,眠るどころか最後まで通して読んでしまいました。アメリカ史の把握と言うことにもありますし,アメリカにおける憲...続きを読む法の位置付け,そしてその位置付けが確保されるまでの背景など,経緯とともに興味深く読みました。 日本の憲法についてもいろいろと意見がありますが,個人的には,少なくとも,憲法についてどう考えるという議論はあってもよいと考えています。何も考えないままに最高法典として触れてはいけないものとして盲信するのは,最高法典としての位置付けを損なうことや,その重要性を損なうだけでしかないように考えます。議論をしたうえで,改正をしないのなら改正しない,改正するのなら改正するということを進めて行くのは,おかしなことではないと思いますし,アメリカではそのようにしていたということがこの作品からもわかります。 Posted by ブクログ 憲法で読むアメリカ史(全) 阿川尚之 アメリカ合衆国の歴史を憲法とその解釈(判例)を中心にして紐解く。 国家の生い立ちからも、アメリカという国を知るためには憲法の内容、背景、その判例を知ることが極めて重要であることを改めて感じた。 時に判断に迷う時には建国の精神まで遡る、即ち憲法の精神に立ち返る、ということは今現在でも活発に行われている...続きを読む。 一方で時代の要請に応じて、その解釈を柔軟に変えている事実も興味深い。 ユニークともいえる三権分立の仕組み、その実態等も学ぶことができる。 何れにしても、アメリカの国家の仕組みを理解するのに一読すべき一冊。 Posted by ブクログ 海の友情 米国海軍と海上自衛隊 阿川尚之 海上自衛隊と米海軍の交流を描いた書である。日米とも海軍について書かれた本は第二次大戦までは多くあるが、戦後は実戦がないだけにほとんど見当たらない。特に、どのような人物がいたかは全く知られていない。 本書を読んで初めてそれを知り、立派な人たちが多くいたことを知った。それは米海軍も認めていたからこそ...続きを読む、両者の関係が次第に強まり、かつての敵対関係が陸空に先んじて同盟関係にまで達したのであろう。 それを促したキーパーソンが両国にいたことが幸いしたこともあったが、彼らの活躍も両組織の理解があったからである。 本書は戦後の日米関係の一端を知るのに好著である。 Posted by ブクログ 海の友情 米国海軍と海上自衛隊 阿川尚之 たいへんいい本を読んだ。 湾岸戦争の後 海上自衛隊の掃海部隊は、 ペルシャ湾の掃海に従事した。 その掃海作戦について、 この本で初めて詳細を知った。 アメリカ海軍に「アーレイバーク」という駆逐艦がある。 イージスシステムを搭載した防空駆逐艦だ。 「アーレイバーク」は、アメリカ海軍のアーレイバ...続きを読むーク提督の名前をもらったことは知っていたが、 アーレイバーク提督は、日本と関係が深いことを初めて知った。 海上自衛隊の「こんごう」級は、 「アーレイバーク」によく似ている。 ほとんど同型艦だ。 先日の観艦式の予行のチケットを前日になって入手したが、 さすがに「前日」は無理で、フネには乗れなかった。 入手したチケットは「こんごう」の乗艦券だった。 未使用の乗艦券は、取っておこう。 Posted by ブクログ 憲法で読むアメリカ史(全) 阿川尚之 アメリカ建国からバーガーコートまで約200年をカバー。合衆国連邦と州政府のと関係、州際条項を活用しての連邦政府の各州政府規制への努力、立法・行政との力関係の中で前判例を覆す判例を出しながら時に進展し、時に非難を招いてきた歴史を丁寧に解説。特に、連邦最高裁の権力の確立、先住民の扱いの歴史、奴隷制廃止に...続きを読む至る裁判史、連邦政府による経済規制の歴史、黒人差別撤廃への歴史など、アメリカ史の重要局面においてあまり紹介されていない連邦裁判所の関わり方がわかる。アメリカでは司法社会と言われるほど、出きた州法、連邦法の正統性を否定する訴訟が多く、大統領令、議会法を制定しても裁判所の判決を待たないと最終的に何が有効かが確立しない。それほど合衆国の最高裁としての連邦最高裁判所の判決はアメリカ史を知る上で欠かせないものとなっている。 Posted by ブクログ 阿川尚之のレビューをもっと見る