作品一覧 2021/05/28更新 昭和29年夏 北海道私鉄めぐり 試し読み フォロー 大震災に学ぶ社会科学 第6巻 復旧・復興へ向かう地域と学校 試し読み フォロー 日本硫黄沼尻鉄道部 試し読み フォロー 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 青木栄一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術 青木栄一 ●地味だが何かと話題の文科省の今を解説した良書。オフィスの階数やら組織名での分析は面白い。 ●教育は金にならないから、逆に選挙に強い議員が文教族になるのはなるほどと感心した。 ●文科省のマンパワー低下も大変だが、大学の産業界からの振り回され方も不憫。 ●なんだかんだ、教育はみんな経験があるわけで、素...続きを読む人考えでバンバン意見が出てきてしまうのが大変だと思う。 ●腐ってもまだまだ日本はやれると思うし、地道でいいから改革を進めて欲しいな。 Posted by ブクログ 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術 青木栄一 教育行政学が専門による文部科学省の分析である。教育行政学について研究する場合には必読書であろう。 また、教員養成大学の学生にとっても、文部科学省について知る必要があるので、この本を読むことは必要と考える。 文部科学省について最も詳細にかかれかつ読みやすい本である。 第5章は大学改革について、他...続きを読む書でもよく扱われる内容であるが、ポスドクの問題を文科省と企業と絡めて、さらに収入と関連させて説明しているところが新しい。 電子書籍と間違って登録したので書き直した。 Posted by ブクログ 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術 青木栄一 2021年3月初版。当時読むのを思いとどまった本書を読もうと思ったのは、教育改革に熱心だった安倍元総理の逝去によるところが大きい。21世紀の幕開けとともに誕生した文科省の組織、職員、様々な政策とその評価と課題を内外の視点から紹介、分析されている。 20世紀後半の文部省時に3年間在籍した国立大学職員と...続きを読むしては、「三流官庁」「内弁慶の外地蔵」と揶揄される文科省を“保護者”としてリスペクトしつつ、一刻も早く独立しなければと思った。そのためにも、今担当しているファンドレイジングを頑張ろうと。 Posted by ブクログ 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術 青木栄一 これを読んで『失われた30年』の原因の一端が見えた気がする。日本は公教育に人もカネもかけなさすぎ。自分さえ良ければの老害民主主義と、支配階層を自分達のお仲間で固定したいエスタブリッシュメントの意図的な政策誘導によるものと考えるが、本来なら長期展望、即ち著者の言う組織哲学を持った官僚がその流れを変えて...続きを読むいく使命があるのに、全くスルーされてしまっている。結局官僚自身がエスタブリッシュメント階級の出身だからだろう。 著者は文科省のロビー活動や政策研究能力、意思の問題だと指摘するが、そもそもそも文科省に「初等教育の機会均等」以外の組織哲学があるのか疑わしい。 そうなるとそのような組織哲学はどうやって形成されていくのかが知りたい所である。 Posted by ブクログ 文部科学省 揺らぐ日本の教育と学術 青木栄一 様々な面から文部科学省の実態を解説。 財務省や官邸には弱く、教育委員会や国立大学には強気な「内弁慶の外地蔵」という文科省の二面性を指摘している。前半の組織、職員、予算面からの分析が非常に興味深かった。科技庁との合併は、思っていた以上に文部省を変質させたようだ。 また、本書で紹介されていた曽我謙悟京大...続きを読む教授の各省庁の採用戦略の研究が面白かった。各省庁の採用者における法律・経済区分比率、教養区分比率、院卒比率の変化を分析し、各省庁をジェネラリスト重視か、専門性重視かなどで分類するというもの。財務省や経産省はやはりジェネラリスト指向で、文科省は中間だったとのこと。 Posted by ブクログ 青木栄一のレビューをもっと見る