同じ著者の「日本島図鑑」が有人島すべてをざっくりと紹介して「その存在を知る」手助けとなるのに対して、こちらは紹介数を絞り、複数の写真とそこに絡めた短めの文章で「島のイメージを膨らませてくれる」一冊だと思います。
一番印象に残ったのは与論島。
小さい頃、航空会社のCMでみた与論島はまさに絵にかいたよう
...続きを読むな眩しいばかりのリゾート地でした。
そのキラキラした海辺の様子と、島の葬制や今もまだ残っているという風葬地、そのギャップのようなものに関心を抱きました。
昔、別のとある島で葬儀に参列する機会があって、そこでのしきたりにも面くらいましたが、「島」というところはそういう根付いた慣習が風化しづらい環境なのかもな…と思った次第です。
以下、今回読んでいて気になった島々。
★知夫里島(島根)→赤壁の断崖、見てみたい!
★佐久島(愛知)→一色地区の黒壁の家が立ち並ぶ町並みが美しい。塩害から守るためにタール塗りしているとのこと。
★黒島(長崎)→黒島天主堂(国指定重要文化財)!
★口永良部島(鹿児島)→温泉も気になるし、廃校を使った民宿に泊まってみたい!種子島や屋久島からも近いからそのうち行けるかな。
★硫黄島(鹿児島)→噴気で色づいた茶褐色の海!そしてやはり温泉。