作品一覧 2024/02/13更新 人類の知らない言葉 値引きあり 試し読み フォロー 疫神記 試し読み フォロー 疫神記 合本版 試し読み フォロー 完璧な夏の日 試し読み フォロー 完璧な夏の日(上下合本版) 試し読み フォロー 贋作 試し読み フォロー シスターズ・ブラザーズ 試し読み フォロー 時間のないホテル 試し読み フォロー 時間旅行者のキャンディボックス 試し読み フォロー パンドラの少女 試し読み フォロー みんなバーに帰る 試し読み フォロー 六つの航跡 試し読み フォロー 楽園炎上 試し読み フォロー 落下世界 試し読み フォロー ラヴクラフト・カントリー 試し読み フォロー ロボットの夢の都市 試し読み フォロー わたしの本当の子どもたち 試し読み フォロー 1~17件目 / 17件<<<1・・・・・・・・・>>> 茂木健の作品をすべて見る
ユーザーレビュー シスターズ・ブラザーズ パトリック・デウィット / 茂木健 馬と銃と殺し合いに満ちた西部劇の世界だけれど、出てくる奴らはどいつもこいつもクールなキャラからは程遠い。優しくもなければ賢くもない、人生だって全く思うように進まない。 皆がゴールドに魅せられて画策するなか、ちょっとマヌケで善良なイーライだけが、「生き方」や「幸せ」なんていう役に立たない事に想いを巡ら...続きを読むせる。 出てくる人物が(タブを含め)、皆魅力的で、大変楽しく読めた。人間、これくらい無責任でいいんだよ。たくさん人は死ぬけれど、根底には愛がある素敵な物語だった。 Posted by ブクログ ロボットの夢の都市 ラヴィ・ティドハー / 茂木健 久々5つ星。SFとして秀逸且つ、宇宙時代の聖書として読んでもおもしろい。描かれている人間、ロボット、サイボーグ、バーチャル生物などなど、さまざまな由来の存在達が共存する未来社会(第四次世界大戦後だ)のあまりのリアルさに、すんなり納得してしまった(説明したらぶっ飛んでるけど、読んだら納得できるでしょう...続きを読む)。意思を持った(持たされた?)「生命体」たるロボットが、存在する未来に起こり得る予言の書とも言えるかもしれない。イスラエルにルーツを持つ作家さんがこれを書いたというのもなんだか震えるものがある。おすすめ。 Posted by ブクログ 人類の知らない言葉 エディ・ロブソン / 茂木健 『人類の知らない言葉』という題名と表紙の絵に衝撃をうけ読むことにしました。ロジ人というテレパシーでコミュニケーションをとる異星人がでてくるので当然SF小説といえるが、ロジ人が殺されて犯人探しをする推理小説要素も大きく、はでなカーチェイスがあったり題名の賢そうなイメージとはだいぶ違ったお得な小説といえ...続きを読むます。 異星人とのファーストコンタクトその後の物語でロジ人と地球人との通訳が主人公です。未来が舞台ですがテクノロジーの進化にくらべて人類はあまり変わっていないように描かれています。ロジ人による経済的な侵略、ロジ人に対する排他的な言動、貧富の差による就学や就業の差、ネット上に拡散されるフェイクニュースや誹謗中傷など。そして地球人もロジ人も皆孤独なんです、音声かテレパシーか意志を伝える方法に関係なく他人に真意を伝えるのは難しいようです。主人公のリディアも例に漏れず孤独な人間です、彼女のことを表す印象的な表現がありました。「リディアは、思わず涙が出そうになる。たとえ死者であっても、この大都会で自分を心配してくれる人が、少なくともひとりいるのだ」これは死亡したロジ人からの〈わたしは君のことを心配している〉というテレパシーを受けてのリディアの心境を表しているのですが、物語が展開してからくりがわかるとずっこけてしまうことになります。 リディアは貧しい母子家庭に育っているので、エリートの多い通訳の中でも異端児として描かれています。母親がネットゲームに夢中になっていて、兄とは自動車の改造と走り屋をして遊んでいたことがそれを物語っています。母親のゲーム狂が事件解明に役立ち、兄と遊んで学んだドライブテクニックで警察から逃れるところは痛快です。 リディアと一緒に事件解明していくロジ大使館職員のマディスンは最初半目しているのですが、一緒に活動していくうちにお互いの隠し持っている正義感にひかれ友情が芽生えていくところは希望のある良い展開だと思いました。 原作がクセがない話なのもあるのかもしれないのですが、茂木健さんの翻訳がいいのですごく読みやすく良い作品です。 Posted by ブクログ シスターズ・ブラザーズ パトリック・デウィット / 茂木健 『みんなバーに帰る』でファンになったので、こちらも読む。硬派な文体がどんどん次を読ませる。男くさい物語ながら、どんどん引き込まれるのは何故だろう。時代の空気感や自然、乾いた土埃がありありと眼前に広がるから不思議。 Posted by ブクログ わたしの本当の子どもたち ジョー・ウォルトン / 茂木健 結婚するかしないか、人生の選択で変わりうる人生を、並行して描く。 結婚しなければ自分の道を進めて幸せだったかもしれないけれど、その結婚でうまれた子供達には出会えない。 自分でも、ついつい何度も考える事なので、読んでいてせつない。 そして、どの道筋を選んでも、人は生きて死んでいく。 自分に置き換えて、...続きを読む入り込んで考えてしまった。 Posted by ブクログ 茂木健のレビューをもっと見る