交通事故で足を骨折した会社社長の樹の元にハウスキーパーとしてやってきたのは、波間という若い男だった。
始め仕事はできるのか?どんな男なのか?と訝しんでいたけれど仕事は完璧、しかも空気の読め一緒に過ごしていて心地良さを感じる程で手放せなくなる。
波間から「恋人」となるならと言われ⋯。
先生が書かれる
...続きを読む攻め受け目線の心情が本当に分かりやすくて素晴らしいなと毎回思います。
今回は攻め目線で樹の波間と接するうちに生まれた新たな気持ちとかが凄くよく分かり、デキる男がここまで心を乱されるとか読んでいて引き込まれていきました。
そして波間の優しく人を思いやる所、実は寂しがり屋で誰かの代わりではなく自分を必要として欲しいと言う願いが切なくて。
樹の為にとった波間の行動は凄いです。
2作目には樹の嫉妬が炸裂していて大人気ないなと苦笑しながら、でも分からなくもなく。
波間の求める愛情にグッときました。
作品名の「イルカ」なるほどと。
あとがきの2人をそれぞれ狙う人物が現れたら、が毎回楽しく読んでます。