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  • 福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説
    4.3
    1巻1,155円 (税込)
    被害を拡大させた政府・東電・自治体の判断の誤りとは?メディアの誤解とは何か?   いまなお続く避難・除染の本当の悲劇とは? 畑村委員長はじめ、政府事故調の中心メンバーだった3人の著者が、膨大な調査報告書をベースに、報告書に書けなかった独自の視点も入れ、事故の核心に迫る!! 原発再稼働、進まない除染の問題にも一石を投じる書。
  • 福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説

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    ネタバレ

     普段はこの手の本は読まないんだけど,やはり避けては通れないか,と.何が起こったか,を偏ることなく判りやすく解説してくれており,当時,新聞を毎朝読みながら,でも頭の中では全く整理のつけられなかった事故の進展が,よく理解できた.
     第6章「福島事故の教訓をどう生かすか」については,著者らの私見によるところが大きいものの,除染や原発再稼働の問題も含めて極めて真っ当な内容である.
     当時,菅首相の行動については世間では批判一辺倒だったのに対し,何故そこまで叩かれるのか,自分は理解できなかった.確かに最近の彼の行動を見ていると,そうなる原因を彼自身が作っているような気はするのだが,少なくとも事故対応に

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    2014年08月03日
  • 福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説

    Posted by ブクログ

    東北地方太平洋沖地震による福島原発事故に係る政府事故調査委員会の報告書の核心部分を解説した著書である。
    福島原発事故から得られた教訓は、原発事故の防止のみならず、あらゆる事故の防止、組織の危機管理に活かすことのできるものである。特に、「委員長所感」として記された以下の7項目は様々な分野に応用できる内容であると思われる。
    ①あり得ることは起こる。あり得ないと思うことも起こる。
    ②見たくないものは見えない。見たいものが見える。
    ③可能な限りの想定と十分な準備をする。
    ④形を作っただけでは機能しない。仕組みは作れるが、目的は共有されない。
    ⑤全ては変わるのであり、変化に柔軟に対応する。
    ⑥危険の存在

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    2016年02月21日
  • 福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説

    Posted by ブクログ

    (1)あり得ることは起こる。あり得ないことと思うことも起こる
    (2)見たくないものは見えない。見たいものが見える。
    (3)可能な限りの想定と十分な準備をする
    (4)形を作っただけでは機能しない。仕組みは作れるが、目的は共有されない。
    (5)全ては変わるのであり、変化に柔軟に対応する。
    (6)危険の存在を認め、危険に正対して議論できる文化を作る。
    (7)自分の目で見て自分の頭で考え、判断・行動することが重要であることを認識し、そのような能力を涵養することが重要である。

    大きな事故というのは小さな失敗の積み重ねで起こるものだと感じた。
    小さな失敗を防ぐには十分な対策や思考・見直しが必要なんだけれ

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    2013年12月02日

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