作品一覧 2022/01/14更新 核の大地 試し読み フォロー 破断層 試し読み フォロー パレスチナ 試し読み フォロー 悲劇が進む 新版 四番目の恐怖 試し読み フォロー 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 広河隆一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー パレスチナ 広河隆一 パレスチナと言うこの本。物事は2つの方向から読み解かなければいけないということを改めて考えさせられた1冊です。ユダヤ人が、自らがされていたことと同じ事をパレスチナの人たちに行っている。。しかしその真実は報道では殆ど流さることがないのです。。。 Posted by ブクログ 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと 広河隆一 チェルノブイリ事故の直後から継続的に取材を続け、「チェルノブイリ子ども基金」の代表も務めた筆者が、福島第一原発事故から二ヶ月後の時点でまとめた1冊。第二章〜第六章は、絶版となった広川の著書『チェルノブイリの真実』(講談社)の一部を抜粋、加筆したもの。当時のソ連政府当局――とくに医療グループ――の対...続きを読む応が、2011年の東京の政府の言動や発想と似すぎていて、腹立たしくなる。広河の言う通り、かれらは「チェルノブイリ事故から、「都合の悪いことは隠す」ということしか学ばなかった」のだ。 チェルノブイリ事故の結果、ロシア・ウクライナ・ベラルーシで起きたことは、まず間違いなく南東北と北関東で起きるだろう。そこに住む人々全体を広く薄く被曝させようとする動きは、いままさに起きていることでもある。にもかかわらず、ここをモデルに〈観光する〉とは、いったいどういう神経をしているのか。 その場所に住まない人間であるかぎり、人間が他の場所を訪れることは、論理的にはすべて〈旅〉とならざるを得ない。しかし、〈旅〉と〈観光〉は、似ているようで根本的に違う点がある。〈観光〉は、あらかじめ決まったルートを、自分の主体性というフレームを動かさず、既存のイメージを確認し、上書きするだけだが、〈旅〉はそうではない。いまはそこに住んでいない人間であるという自覚のもと、にもかかわらず自らの身体を、そこでの出会いが自らの言動・行動・思考・発想を変化させていく契機となる可能性を開いておくこと。 消費者として、「ダーク」なイメージを享楽し、そこに〈カネを落として〉いくという発想は、金満社会のコンビニ世界で安逸に暮らしている人間の傲慢さのあらわれ以外ではない。それが「日本のポスト・モダン」(柄谷行人)の成れの果てだとすれば、あまりに寂しい。 Posted by ブクログ パレスチナ 広河隆一 イスラエルによって、追い出された地域、人々の話なので、イスラエルそのものよりは分かりやすい。 イスラエルが、ジュネーブ条約(占領者は現状変更を禁止)に違反しているかどうかというのが政治的な剣が峰だということが分かった。 また、「ユダヤ人に特有の遺伝子はない。一番近い遺伝子配列の傾向を持っているのは...続きを読むパレスチナ人」という報告は興味深い。 Posted by ブクログ 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと 広河隆一 この本は50回以上にわたってチェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が描く「フクシマ元年」の未来です。読み進めるたびに戦慄を覚えますが、テレビでいっていることがいかにウソがおおいのかわかります。 まさか自分が中学・高校時代に原子力爆弾の映像や核戦争後の地球、なんてものを見ていたことや、NH...続きを読むKスペシャルでチェルノブイリ原発事故のことを特集していた番組を見ていたことがこういう形で役に立つとは思っていませんでした。多分、この記事を書いている現在でも、原発事故が起こった福島の第一原子力発電所では今も「死を覚悟して」まさに作業員が文字通り「人柱」となって復旧作業に勤しんでいるはずです。そしてこの本は、チェルノブイリ原発および、その周辺の国々を長年にわたって取材してきた筆者がつづる記録は圧倒的なリアリティを持って、私たちにこれから起こるである「未来」を突きつけてきます。 僕はほぼまったく見ていませんが、テレビで「放射能は安全だ」ですとか。「事態は収束に向かっていいる」という「高名」な学者たちの言っていることがいかに原発産業と経済産業省にキンタマを握られていた上で言っているのかがよくわかります。この本の記述にある「2011年5月1日現在、日本の子どもたちが通う福島県の幼稚園・小・中学校で暫定基準とされた放射線の年間被曝許容量は、ウクライナで強制避難地域とされた土地で年間に被曝する放射線量の4倍」という話や、50回以上チェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が、現地と協力して93年に避難民健康調査をしたデータも掲載されており、チェルノブイリで起こったことを丹念に調べていくと、 「直ちに健康に被害はない」 ということがいかに大ウソであることがよくわかります。 そして僕が一番戦慄を覚えたことが、ちょっとした拍子で被害を受けた地域で取れた肉の上に、フィルムをおいていたところ、何もしていないのに肉の繊維がフィルムに現像されていた、という話で、今後、この人災がどれだけの被害になるのかは見当もつきませんが、経過を見守っていくことしか、僕にはできません。 Posted by ブクログ パレスチナ 広河隆一 パレスチナ問題についてよく分かる本。入門書としておすすめである。パレスチナ問題ほど難解で複雑な問題はない。客観的に見て、パレスチナ寄りになってしまうのは仕方ないと感じた。ユダヤ人の定義(民族的、宗教的)のところは疑問に思っていた部分だったので、そこにも言及してあったし、とてもいい本だと感じた。200...続きを読む2年出版ということなので、パレスチナが国連加盟申請したこのタイミングで、2002年から現在までの様子を記す続編にも期待したい。 Posted by ブクログ 広河隆一のレビューをもっと見る