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チェルノブイリから福島へ 戦慄の明日チェルノブイリ原発事故以降、ウクライナとベラルーシ、周辺諸国でどのように汚染が広がり、人々が食べ物から被曝していったか、5年後、10年後のデータで明らかにしていきます。 2011年5月1日現在、日本の子どもたちが通う福島県の幼稚園・小・中学校で暫定基準とされた放射線の年間被曝許容量は、ウクライナで強制避難地域とされた土地で年間に被曝する放射線量の4倍です。このままでは、チェルノブイリの被曝の悪夢が、日本で再現されてしまいます。 50回以上チェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が、現地と協力して93年に避難民健康調査をしたデータも掲載。事故直後の政府からの「健康に影響はない」発言、避難地域をなるべく小さくしようと動いたこと、食べ物の放射線基準値の引き上げ…旧ソ連と2011年の日本は同じ事が起きているのが読み進むにつれて戦慄をもって迫ってきます。 これから福島がどのように復興していく道があるのかを考えるための必読書です。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年02月17日
チェルノブイリ事故の直後から継続的に取材を続け、「チェルノブイリ子ども基金」の代表も務めた筆者が、福島第一原発事故から二ヶ月後の時点でまとめた1冊。第二章〜第六章は、絶版となった広川の著書『チェルノブイリの真実』(講談社)の一部を抜粋、加筆したもの。当時のソ連政府当局――とくに医療グループ――の対...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月11日
この本は50回以上にわたってチェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が描く「フクシマ元年」の未来です。読み進めるたびに戦慄を覚えますが、テレビでいっていることがいかにウソがおおいのかわかります。
まさか自分が中学・高校時代に原子力爆弾の映像や核戦争後の地球、なんてものを見ていたことや、NH...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月25日
作者が、福島原発事故後すぐに現地で計測をしていたことにまず驚きました。
政府や東電が情報操作をすることなく、真実をその時に教えてくれていたらと思います。
これから、国民すべてが注意しなくてはいけないのは、内部被ばくです。
食品の安全基準は暫定的に高く設定されていますし、汚染牛の問題も広まってし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月15日
写真家でありジャーナリストの広河隆一氏が
核の問題に取り組み始めたのは、
チェルノブイリ事故の翌年、1987年秋のこと。
事故から3年後には被災地を訪れ、
その後、何度も被災地を訪れるようになり、
2年間訪問を続けた後「チェルノブイリ子ども基金」を立ち上げて、
その後も引き続き、実際の支援活動を継続...続きを読む
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