作品一覧 2013/10/04更新 事件記者コルチャック 試し読み フォロー ホラーセレクション ゴースト・ハンターズ 試し読み フォロー ホラーセレクション 平成都市伝説 試し読み フォロー ホラーセレクション モンスターズ1970 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 尾之上浩司の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ホラーセレクション 平成都市伝説 井上雅彦 / 奥田哲也 / 尾之上浩司 / 梶尾真治 / 北原尚彦 / 斎藤肇 / 田中啓文 / 友成純一 / 牧野修 / 山下定 「都市伝説」テーマのホラーアンソロジー。「都市伝説」そのものがもともとホラーなんだから、このテーマは面白くないはずがない! ユーモアの効いた梶尾真治「わが愛しの口裂け女」、異形テイストがとことん溢れる井上雅彦「飢えている刀鋩」などなどどれをとっても逸品ぞろいかなあ、という気がするけれど、個人的に気に...続きを読む入ったのは北原尚彦「怪人撥条足男」。「ばね足男」についてはあまり知らなかったのだけれど、このラストでやられたなあ、という思いがいっぱい。 Posted by ブクログ 事件記者コルチャック ジェフ・ライス / 尾之上浩司 / 真崎義博 1971年、日本で放映され人気を博したホラーサスペンスドラマシリーズの原作。 殺人事件を追う新聞記者コルチャックの遭遇した怪事件のレポートを作者自身がまとめ上げるといった趣向でストーリーは展開する。そして、徐々に明らかになってゆく事件の全容と犯人は現代に蘇った吸血鬼や妖怪であったというサスペンスホラ...続きを読むー。 体はコルチャックの一人語りで、登場人物や経緯を説明する件はハードボイルド小説を読みなれない読者にはいささか緩慢な印象を受けるかもしれないが、単に怪奇譚で終わらせない構成は今も一読の価値が有る作品。 現代に蘇った吸血鬼の巻き起こす事件『ナイト・ストーカー』、不老長寿を得るために殺人を犯すマッドサイエンティストの怪異な事件『ナイト・ストラングラー』の2編はテレビシリーズになる前のパイロットフィルム(試作品)として取りあげられた傑作小説。 しかし、シリーズ化が決定するも作者のジェフ・ライスはドラマ製作側から著作権や使用料など不遇な対応を受け、裁判沙汰となりドラマは製作が打ち切りとなり使用権も複雑化した経緯がある。 ランスの作品を認めてテレビドラマ化に尽力を尽くした人は誰有ろうSF作家、脚本家の大家リチャード・マシスンその人であり、ドラマ制作で演出に携わったメンバーは後の『バック・トウ・ザ・フューチャー』を監督することとなるロバート・ゼメキスとボブ・ゲイル、製作には『Xファイル』を製作するクリス・カーターといった面々を輩出するムーブメントな作品でもあった。特にクリス・カーターは『Xファイル』の製作に当たりホラー作品の中に有って、権力者や政府によって情報の隠ぺい、改ざんされる謀略をして「政府や権力者を信用するな」というサブテーマはこの作品からインスパイアされた。 Posted by ブクログ ホラーセレクション モンスターズ1970 井上雅彦 / 尾之上浩司 / 菊地秀行 / 田中啓文 / 友成純一 収録作 井上雅彦「デモン・ウォーズ」 田中啓文「糞臭の沼」 友成純一「魔物の沼」 菊池秀行「甘い告白」 井上氏作品:本当にパロディ満載で、井上作品の中ではかなり読みやすい物だと感じた。 田中氏作品:「あぁ、田中さんね、やっぱりねぇ…。」となんとも言えない笑いが浮かぶ一作。 前半の良い意味での「胸...続きを読むが悪くなる」感じも印象的だが、 後半のふざけてるような、真面目なような、スピード感のある展開には引きこまれてしまった。 そして、大爆笑。。。w 友成氏作品:もっとも個人的にインパクトのあった作品。 後半はやや失速感もあったけど、前半までの暗黒緋色の世界に魂は翻弄される。 菊池氏作品:スピード感満載の一作。 さっくり読めて、後味も悪くない。 食後の一服という感じでよい締めになりました。 Posted by ブクログ ホラーセレクション 平成都市伝説 井上雅彦 / 奥田哲也 / 尾之上浩司 / 梶尾真治 / 北原尚彦 / 斎藤肇 / 田中啓文 / 友成純一 / 牧野修 / 山下定 実は(?)本日引越しでした。世の中、やっぱり何でもその道のプロに任せるのが一番!今日は運送屋さんからガス屋さん、はたまたインテリアデザイナーの方まで「引越し」というテーマでお話ができなかなか楽しい一時を過ごせました。クタクタですけどね・・・。なので今日は引越しに関連付けて「都市」をテーマにした一冊を...続きを読む。 みなさん都市伝説ってご存知ですか?平たく言えば「うわさ」ですが、特に妙に真実味のある奇妙な噂を総称して「都市伝説」と名付けている気がします。良く知られている例として"口さけ女"や"学校の7不思議"なんかがあります。発端はアメリカらしく、まさにそのまま「Urban Legend」。アメリカ発の有名なお話は次の様なものが・・・ ある日、両親がパーティーに出かけ、幼い姉妹二人で一夜を過ごさなければならなかった。姉妹は2段ベッドに寝ており姉が上、妹が下である。両親から「戸締りをしっかりとしなさい」と言われていた姉はその通りに守り、家の窓、ドアすべてに鍵をかけ自分達の部屋へ戻る。妹を寝かそうと思いきや、両親がいないことにはしゃいだ妹はおもちゃを床一面に広げ寝ようとしない。何度も言い聞かせ、ようやく妹をベットに寝かす事ができた。床一面のおもちゃを片づけ、自分も二段ベットの上に上がる。しばらくすると突然姉が「家政婦さんが来た!迎えに行こう!」と言って妹を起こし、外に出ようとする。妹は外に出るなとあれだけ言われたので「嫌だ」と駄々をこねるが、姉は強引に妹を連れて家の外へ飛び出す。そして隣の家まで走り始めた。 隣の家に着き、姉が話したことそれは・・・ 「2段ベットと床の間にナイフを持った男が潜んでたんです。妹のおもちゃを片している時、気が付いたんです」。 と、僕が昔仕入れた話はこんなようでした。・・・ ようやく本編、この「都市伝説」をテーマとした9話からなる短編集。口裂け女の話を怪奇的ではなく、ラブロマン的に新たに創作した"わが愛しの口裂け女"。落武者に関する怪談をこれまた別の視点の怖さで描いた"飢えている刀鋩"。学校の怪談の定番を上手く料理した"見るなの本"。死後の不思議な感覚をライトに描いた"名残"、などなど。一瞬「これ都市伝説か?!」と思ってしまうものもありますが、そこは大目に。個人的には、若干苦笑してしまいましたが、ラストシーンが見事な"わが愛しの口裂け女"がお勧め! KEY WORD>>平成都市伝説 9人の作家が都市伝説をテーマに物語を作成したオムニバス作品。夜のバス停で助けた女性はなぜか大きなマスクをしていた。助けた後も、会う事を重ねていた二人であったが、その女性には不思議な癖があった。その癖を知った主人公は・・・。口裂け女の物語の恐怖を脇に置いて書かれた作品"わが愛しの口裂け女"より。 Posted by ブクログ ホラーセレクション 平成都市伝説 井上雅彦 / 奥田哲也 / 尾之上浩司 / 梶尾真治 / 北原尚彦 / 斎藤肇 / 田中啓文 / 友成純一 / 牧野修 / 山下定 都市伝説をモチーフにした短編集。結構面白かった。なかでも「:わが愛しの口裂け女」と「飢えている刀鋩」がよかった。 Posted by ブクログ 尾之上浩司のレビューをもっと見る