作品一覧

  • ヒトラー・ユーゲント 青年運動から戦闘組織へ
    4.5
    1巻836円 (税込)
    ナチ党の黎明期、まだ党員になれない少年少女は「ヒトラー・ユーゲント」として認知された。一方ドイツには、帝政時代から独自の「青年運動」の流れがあった。それを受け継ぐ指導者シーラハのもと、「ユーゲント」には、合法的だが暴力的、というナチらしさが隠蔽されていた。健康的で自律性の高い集団として人気を博していた彼らが、ヒトラーによって戦争に利用され、破滅への道を進まされていく運命を克明に辿る。
  • ゲッベルス メディア時代の政治宣伝
    3.7
    1巻792円 (税込)
    ヒトラーを取り巻く人々の中でも、ゲッベルスの特異性は抜きん出ていた。軍隊経験を持たず、常に私服で通し、打算と無縁のヒトラー崇拝を貫き、必ず自らを「博士(ドクトル)」と呼ばせた女誑し。良識ある市民によって選ばれた政治家でも、伝統的保守主義者でもなく、いわばよくある極右崩れの妄想狂だった、ゆがんだ逆行的モダニストが、宣伝の技術と感覚と行動力のみによって大衆を動員していった経緯を、公刊された厖大な日記によって辿る。

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  • ヒトラー・ユーゲント 青年運動から戦闘組織へ

    Posted by ブクログ

    「ヒトラー・ユーゲント」の成立から崩壊までを簡潔にしかし要諦を逃さず記述した優れた概説書。少年少女たちにとっては未だ家父長制の根強い家庭や学校から逃れることのできる魅力的な側面があったこと、しかし結局はヒトラーの狙いは、祖国のために戦って死ぬ兵士の錬成にあり、戦争勃発後はそれが露骨に現れながらも優先奮闘するヒトラー・ユーゲントの構成員にはパセティックな感情が押し寄せてやまなかった。多くの登場人物が、「ヒトラー・ユーゲント」に的を絞った概説書にさえあらわれるため、ある程度のこの時代、ヨーロッパの情勢になれてから読んだほうがいいという、概説書にあるまじき矛盾はある。一応主要人物は巻末に簡単な経歴が

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    2019年11月23日
  • ヒトラー・ユーゲント 青年運動から戦闘組織へ

    Posted by ブクログ

    戦時下ドイツの青少年運動が「理想」から「戦時体制」へ変転したのは、当初から矛盾を内包していたためだった。

    「健全なる精神は、健全なる身体に宿る」がユーゲントのスローガンだったとは知らなかった。

    オススメ度★★★★4つ。

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    2009年11月03日
  • ゲッベルス メディア時代の政治宣伝

    Posted by ブクログ

    ヨーゼフ・ゲッベルス。めっちゃ頭良くて、派手な扇動の仕方やギリギリの駆け引きをよく知ってる人。瀬戸際外交をして利権を得てる今の北朝鮮にもこういうキレモノの参謀がいるんだろうなあ。

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    2009年10月04日
  • ゲッベルス メディア時代の政治宣伝

    Posted by ブクログ

    ふと読み返してみた。ゲッベルスはナチ政権の宣伝頭というか実際の頭脳中枢みたいな人。間違った方向にだけど、この人みたいに物事を断言して生きていける人はカッコイイと思う。ジャズを聴いて、「コレは低俗だ!裸のニグロ音楽だ!!」とジャズ禁止にしたりとか行き過ぎてるけど、このぐらい信念もって生きていく人はすごいと思う。今生きてたら何してるだろ・・・

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    2009年10月07日
  • ゲッベルス メディア時代の政治宣伝

    Posted by ブクログ

    宣伝それ自体にはなんら特別な原則的な方法はない。
    それにはただ目的があるだけだ。それは大衆の獲得。この目的に役立つならどんな手段でもよいのだ。ゲッベルスが現代社会にいたら、相当な広告宣伝マンとなっていただろう。

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    2009年10月07日

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