ユーザーレビュー 近代日本メディア議員列伝・5巻 中野正剛の民権 狂狷政治家の矜持 白戸健一郎 中野正剛は、民権派の言論人として出発しながらも、国会議員になった1930年代以降はアジアへの侵攻やファシズムを推し進めようと巧みな演説術等で国民を煽った。しかし、対米開戦が現実化すると一転、反東条の言説を繰り返し、政府から拘束されるようになる。そして、1943年に自害する。 学者らしい客観的かつ総...続きを読む合的な視点を保ちつつ、読み物としてもおもしろい、中野正剛の評伝の決定版/傑作。 Posted by ブクログ 白戸健一郎のレビューをもっと見る