作品一覧
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4.11巻1,782円 (税込)いま再評価される十代目馬生の芸と生き様。 端正洒脱な芸風、酒を愛した日常。志ん生を父に、志ん朝を弟とし、江戸の粋を伝えて早世した、昭和の名人、十代目金原亭馬生。生きていたら、志ん生を超える志ん生になったと、いま再評価の声も高まっています。 娘夫婦である池波志乃・中尾彬、弟子たち、寄席の席亭等これまであまり語られることのなかった十代目馬生を、様々な角度から語り尽くす、決定版的評伝です。多くを語らなかった名人の貴重なエッセイ、玄人はだしの絵や川柳も収録。弟子である五街道雲助、十一代目金原亭馬生と著者による、馬生の主要演目鼎談では、十代目馬生の芸の幅広さと粋を体現したその芸風が、細かく分析され、“最後の江戸落語継承者”とも言える端麗な高座が蘇るよう。温厚で上品な人柄を表す写真も巻頭にたっぷり掲載。 また、馬生の亡くなった日の池袋演芸場での立川談志の高座を、その場にいた柳家喬太郎、寺脇研が回想し語った話、そして、当の立川談志が2回のインタビューで重い口を開いた、鋭くも深い「馬生論」は、落語ファン必読。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
志ん生親子を聴くようになって初めてではないだろうか。馬生に関する文献を読んだのは。志ん生とも違う志ん朝とも違う、独特の雰囲気は馬生ならではのもの。というものの未だ映像では見たことが無く、「耳で聞くだけじゃなく実際目の前で聴くのが良いんだよ」と誰かがいうと是非とも見てみたいが未だお目にかかれない。私生活の師匠はというと、もう落語の語り口の通り穏やかで、物静かで弟子ですら怒鳴られたことがないという。お酒さえあればよかったみたい。落語以外にも舞踊、絵、俳句、川柳など全てプロなみの才能を発揮して、プログラムの挿絵や手ぬぐいの図柄などでしばしば見かける。談志曰く「一体何になりたいんだ?」とはこういう多才
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Posted by ブクログ
足しげく寄席に通うでもなし、上方と東京の落語家すべてをフォローしようとやっきになって精進するでもなし、たとえば父が高校生の頃の1970年代前後にあったという、桂米朝落語研究会という名の月例一門落語会などに熱心に参加するでもなし、どうせ私は所詮はアルバイト落語愛好家、中途半端で半可通で生意気で意固地な未熟者です。
落語に関しても年季の入れようが違う父に、馬生を知らないといったら呆れられました。
父親が故・5代目古今亭志ん生で、弟が亡くなった3代目古今亭志ん朝、それに娘が池波志乃。残念ながら、弟の志ん朝より19年も早く54歳で亡くなっています。まだ聞き始めたばかりで私にとって未知の人ですが、『