ロバと共にあてのない放浪の旅へ。
イラン、トルコ、モロッコでの、ロバとの出会いと別れ、
人々との関わりを綴った、旅行記。
・はじめに
第一部 イラン 第二部 トルコ 第三部 モロッコ
・おわりに
スーコはモロッコで旅を共にしたメスのロバ。
トルコではオスのソロツベ、イランでは名付けなかった。
名付
...続きを読むけたことで愛着が湧いてくる様子には、
歩きたいという気持ちを与えてくれたロバの相棒感が増している。
ロバと歩いたことで出会う、人の情けや助けとトラブルや危険。
直に接するその国の厳しい事情、アフガニスタン人のこと。
現地でのロバの実情にも触れている。
ロバといつまでも歩いていたい。でも別れはやってくる。
長らく共に歩いたロバを人に託するときの想いは、切ない。
実は、ロバについては関心があって調べていたのですが、
物語や絵本ばかりで、馬の本に添え物的に載っているだけ。
もっと生態を知りたいと思っていたので、
この旅行記で写真や文に現れる生態を知ることが出来たのが、
大変有難かったです。