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作品一覧 2023/03/03更新 なぜ女性管理職は少ないのか 試し読み フォロー なぜ女性は仕事を辞めるのか 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 日本女子大学現代女性キャリア研究所の作品をすべて見る
ユーザーレビュー なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える 大沢真知子 / 日本女子大学現代女性キャリア研究所 「なぜ女性管理職は少ないのか」、リーダーシップや会社組織の問題について書かれているものと思って購入してしまいました。 そうではなくビジネス社会での女性蔑視、ジェンダー差別、ミソジニーに通じる問題について書かれた本でした。 偶然にも「82年生まれ、キム・ジヨン」のあとこちらを読み、結果とても良い学びと...続きを読むなりました。 終わりの方に書かれている「女性も既得権を手放していない」というフェミニストカウンセラーの言葉が印象に残りました。職場では女性差別に憤りを感じているのに、プライベートでは「女性は弱い存在だから守られるべき」というような考え方を持っている自分に気付いたからです。 「性差を超えて個人の違いを尊重する社会」に向けて、継続して学ぶ必要性を感じました。 Posted by ブクログ なぜ女性は仕事を辞めるのか 5155人の軌跡から読み解く 岩田正美 / 大沢真知子 / 日本女子大学現代女性キャリア研究所 なぜ女性は仕事を辞めるのか: 5155人の軌跡から読み解く。岩田正美先生と大沢真知子先生の著書。女性が仕事を辞める理由はもちろん人それぞれであるとは思うけれど、女性が簡単に仕事を辞めてしまうような組織はそれだけ女性にとって魅力がなくて、働く価値がないと思われているという危機感を持たなくてはならないと...続きを読む思います。 Posted by ブクログ なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える 大沢真知子 / 日本女子大学現代女性キャリア研究所 予言の自己成就 好意的性差別主義 大学生まで女性のリーダー経験、適性は同じ 男性っぽいリーダーシップを発揮する女性は支持されない。女性性であること、また女性性らしく振る舞うことにリーダーであることはなんら問題が無い。 Posted by ブクログ なぜ女性は仕事を辞めるのか 5155人の軌跡から読み解く 岩田正美 / 大沢真知子 / 日本女子大学現代女性キャリア研究所 日本女子大学現代女性キャリア研究所が2011.11に実施した、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に在住の25歳から49歳までの、短大、高等専門学校卒以上の女性5155人のアンケート調査「女性とキャリアに関する調査」をもとに、キャリア形成や就業意識について分析したもの。キャリア形成に大学がどう支援できる...続きを読むかがテーマ。また就職氷河期1993-2005に就職した女性の調査が多くないこともこの調査を実施した理由。生年で言うと1962年から1986年生まれの人の調査。 日本では国際的に見て高学歴女性の労働参加率が低く、就業率ではM字型を描くが、欧米諸国ではこのような傾向は見られない。この部分にメスを入れた。 主な離職理由は「ほかの仕事がやりたかった」「仕事に希望が持てなかった」が多く、M字型就労の理由を探るには結婚出産時の意識ではなく、初職時の仕事内容を見る必要がある。 この調査対象では大手企業に勤める割合は多いが、初職を継続しているのは15%、多くは転職をしその先は中小企業となる。また調査時25歳の者は35%が初職から非正規。学卒時に就業意識の高いものほど離職している。これは企業が女性は「結婚出産」でやめるだろうと考え、男性と同じやりがいの感じられる仕事を女性に与えていたいからだと考えられる(離職理由から) さらに、初職を辞めた女性はその後うまくキャリアを形成していない。 若い女性の専業主婦願望が高いと言われるが、この調査では、結婚後は家庭に入り仕事をしないと考える女性は少ない。いったん退職して労働市場に戻ることを考えているが、現実には再就職の仕組みができていないため再就職できないでいる実態が分かった。 第1章 M字型就労はなぜ形成されるのか 育児休業制度は大企業では充実し、制度利用者の100%が復職する。問題はその女性たちの能力を十分に活用できていないこと、と企業の担当者は言う。また育児休業制度は企業に依存しており体力の無い中小企業では制度活用が難しい。全体では制度活用者は17%である。一方中小企業ほど女性管理職割合は高いが、労働時間も長くワークライフバランスはとりにくい。→独身者割合が高い。欧米諸国はかつてM字だったが女性の就労についての環境整備を行った結果台形型になった。 第2章 初職継続の隘路 正規で就業継続し結婚出産する女性は調査対象者の3%就労継続者は未婚率、子供無し率が高い。就業支援策はごく一部の人しか享受していない。 第3章 就労意欲と断続するキャリア 初職離職と転職再就職行動 女性の職業中断は、「第1子の妊娠出産」より「前」に存在する。「就労への意欲」があるがゆえにキャリアが積み重なってゆかない「逆説」がある。・・理想ばかり追いすぎ? そうそうおもしろい仕事ばかりがあるわけじゃあないが・・ 第4章 非正規女性たちのキャリアのゆくえ 非正規から正規へシフトできた層は専門技術を持っている、または身に付けた層が多い。企業でも非正規への訓練の機会はあるが、それで賃金がアップするわけでもない実態もある。 第5章 専業主婦の再就職 離職した専業主婦の80%は再就職を希望しているが、再就職に向け準備をしている人はごくわずか。再就職活動は孤独。再就職できた人は考えるよりまず行動し、意外な「縁」によって再就職できていた。 第6章 小さい子供をもつ女性とキャリア 女性の就業率の分岐点とされる末子年齢に着目。就業者は育児支援者がいる。 Posted by ブクログ なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える 大沢真知子 / 日本女子大学現代女性キャリア研究所 ●女性が管理職にならない、なりたがらない理由 ・男性に比べて自己効力感が低いと言われる(主体は自分、困難に直面した時に耐えら れるか) ・リーダー層が男性のイメージで捉えられている ・性別的役割分担、好意的性差別 ●ジェンダーギャップが生じる理由 個人内要因(キャリア意識、経験、ワークライフバラン...続きを読むス等)、社会要因(社会意識)、組織要因(企業文化、機会、制度と運用、評価基準)が混ざり合う ●理想は対等なコミュニケーションで、性差を超えて、リーダーにふさわしい人が組織のトップに立つ社会 ★所感 ・リーダー層のイメージが男性のイメージである、というのは凄くわかるし、同時にそのイメージも個性を無視したバイアスなのだと感じた。 ・性別的役割分担は徐々に解消されているように感じるものの、管理職の方を中心にまだ残っているように感じる。 ・全体的に、データを用いた考察が多く目新しい情報や提言は少なかった。 Posted by ブクログ 日本女子大学現代女性キャリア研究所のレビューをもっと見る