作品一覧

  • 星の王子さま

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    奥行き深い。
    読み返す度、子供時代に失った何かに浸れる、大人のための本。
    分量もちょうどよく、読みやすい。

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    2024年03月20日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    新訳読み比べをしているので、その観点から。
    翻訳とフランス語を生業としている方の作品です。 接続法やら複雑な過去形から成り立つフランス語を 原文に近い形で読みたければ、言語学者のものがよいかも。王子様のセリフが相手によって丁寧になったりカジュアルになったりと書き分けられているのが他にはなかった特徴かと。 文学、詩的ということに目を向けるなら小説家によるモノのほうがよいかもしれませんが、それが原文とどれだけ距離があるのかは、私には分かりません。

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    2011年08月25日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    間違いなく名作。子ども向けでもあり、大人向けでもある。

    作者自身が偵察飛行中に地中海で消息を絶ったというのがなんとも皮肉のようであり、しかし彼も王子さまのようにどこかに旅に出たのではと思ってしまう。

    満天の星のなかでバラはどうしているだろう。羊の口輪は頼りなげに、それでも巻きついているだろうか。王子は五億の泉を見上げながら、五億の滑車と綱の歌を聴いているだろうか。

    満天の星のどこかに、ぼくもなじみを見つけたいと思わされた。

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    2011年07月26日
  • 星の王子さま

    Posted by ブクログ

    なんだか有名な一冊

    子供の視点から見た大人の価値観を子供ってぽい星の王子さまが感じたことを表現するのだが、逆に皮肉っぽいのがいい。

    大人は量をみる、子供は質をみる
    大人はものを見る、子供は心をみる

    王子さまといろいろな星にいる住人との対話が大人社会の価値観を不思議に感じている部分が大人への警鐘とも見える。

    タイトルのかわいらしさとは裏腹にはっとしてしまう。
    効率第一主義、経済第一主義になりがちな現代人は読んでおくべき。

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    2009年10月04日
  • 「星の王子さま」物語

    Posted by ブクログ

    星の王子さま大好きな方って多いと思うのです。わたしもそのひとり。その割にあまり詳しいとはいえないので、読んでみたくて。読んだ最初の印象・・・けっこうお堅いな、と。物語がサン=テグジュペリの人生とどう関わっているかを読み解くという割とオーソドックスな内容。言葉の使い方がどういう意味をもつか、フランス語の複合過去の使い方やapprivoiserの意味など、勉強になりました。個人的には、6章の「大切なものは目に見えない」の深い意味、と、7章のわがままなバラの花の物語、がとても興味深かったです。最後に宮崎駿氏の作品との関連付けがあったのが意外でした。

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    2011年08月15日

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