作品一覧 2023/02/15更新 雨にぬれても 試し読み フォロー 君たちはどう生きるかの哲学 試し読み フォロー こころ傷んでたえがたき日に 試し読み フォロー こころが折れそうになったとき 試し読み フォロー 友がみな我よりえらく見える日は 試し読み フォロー 晴れた日にかなしみの一つ 試し読み フォロー ひそかに胸にやどる悔いあり 試し読み フォロー 喜びは悲しみのあとに 試し読み フォロー 1~8件目 / 8件<<<1・・・・・・・・・>>> 上原隆の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 友がみな我よりえらく見える日は 上原隆 エッセイとルポルタージュとの間の読み心地という感じがした。事実のみを記す中にも、著者の取材対象者への眼差しや、興味が感じられて、わたしも同じ場所にいて話を聞いている気分になる。生きるのがつらい時や、まさしく「他の人は〇〇しててあんなに進んでるのに私はなんてだめなんだ」って気持ちになった時にこの本のこ...続きを読むとを思い出したいな。村上龍の解説もよかった。ネガ編集者という仕事も初めて知り、村上龍『共生虫』も気になる。 Posted by ブクログ ひそかに胸にやどる悔いあり 上原隆 市井に生きる人々の、人生のごく一部を覗かせてもらったような気持ちになるノンフィクションコラム。 人の数だけ、それぞれの人生のお話があるんだよ、と教えてくれる1冊。 私と全く関わりのない人たちのストーリーなのに、どうしてか共感してしまったり、なんとなく懐かしい気持ちになったり、(その人たちのとっての)...続きを読む幸せを願ってしまったり。 そして、今の自分自身をふと振り返ってしまったり。 本を読んでいる、というよりは私自身も著者と共にその場に同席して話を聞いたり、観たりしているような気分にさせられた。 人は誰しも、ひそやかに胸に悔いやどしつつも、生きていくんだろう。私も、私の家族や回りの友人も、私は名も知らない人たちも。 Posted by ブクログ 友がみな我よりえらく見える日は 上原隆 メンタルが辛いときにすごく効く。定期的に読み返したい。 色々な人が色々な悩みを抱えて生きているということが、見たまま淡々と書かれているのが良い。こうしたらいいというアドバイスではなくて、そっと寄り添って視野を広げてくれる本だと思う。 この本を読むきっかけになったのが「容貌」という話で、やっぱりこれが...続きを読む一番好き。 Posted by ブクログ 晴れた日にかなしみの一つ 上原隆 どんな人も生きている間楽しい事ばかりのわけはなく。どうにも苦しい人生をなんとか生きている。 登場した全ての人にそれでいいんだよ。これから先辛いばかりの人生とは限らないよ。とささやかなエールを贈りたい。 Posted by ブクログ こころ傷んでたえがたき日に 上原隆 ■大丈夫、ひとりじゃない■ つらい時、さみしい時、上原隆さんのノンフィクションコラムがときどき無性に恋しくなる。基本的には上原氏の他の著書と同じ構成、同じ雰囲気だ。ただ、本書はタイトルが大げさで初めての人はイメージした内容と違うかもしれない。 登場するのは特別な人間ではない。駅前の交差点、公園の...続きを読むベンチやスーパーなど、日常目にする風景のどこにでもいそうな人間を直接取材し、彼らの生活の中に存在する孤独、悲しみ、苦悩、喜びを淡々と描く。その生活は今日もどこかで営まれているのだろう。 そこにスリルや興奮はない。ストーリーが特に面白いわけでもドラマチックなわけでもない。あるのは時に冷酷な、時に温かい、どこにでもありそうな現実だけ。 誰もがそれぞれ幸せや不幸を抱え、置かれた場所で生きている。僕もあなたも。言葉にするとそんな当たり前の事実。それ以上でもそれ以下でもないが、そんな当たり前の事実が冷え切った心を温めてくれたり、一人じゃないよって寄り添ってくれる。優しい歌声が疲れた心身を包み込んでくれるように。 寝る前に一話か二話ずつ読みたい。 Posted by ブクログ 上原隆のレビューをもっと見る