作品一覧
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4.3夏休みを迎えた12歳のテッドは、母と姉といっしょに、グロリアおばさんといとこのサリムが住むニューヨークを訪れた。おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員で、休館日に特別に入館させてくれた。ところが改装中の館内を見学していると、突然、何かのきついにおいと、白くて濃い煙が。火事だ! テッドたちは、大急ぎで美術館の外に避難した。だが火事は見せかけで、館内の全員が外に出た隙に、カンディンスキーの名画〈黒い正方形のなかに〉が盗まれていたのだ。しかも、おばさんが犯人だと疑われて逮捕されてしまう。なんとしても絵を取りもどして、おばさんの無実を証明しなければ。「ほかの人とはちがう」不思議な頭脳を持つテッドは、絵の行方と真犯人を探すため謎解きに挑む。『ロンドン・アイの謎』につづく爽快なミステリ長編!
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
『ロンドン・アイの謎』の続編
『ロンドン・アイの謎』発表2ヶ月後、原案者シヴォーン・ダウド逝去
本作品執筆依頼ロビン・スティーヴンス刊行
12歳のテッドは、夏休みにママとお姉ちゃんと一緒に、グロリア叔母さんと従兄弟サリムが住むニューヨークに遊びに行く
グッゲンハイム美術館での発煙騒ぎに出くわし、名画が何者かに盗まれ、グロリアおばさんが疑われて、逮捕されてしまう
グロリアおばさんの無実を証明しようと、テッド、お姉ちゃん、サリムが暴走?する
いったい、犯人は誰なのか。。。
続編ともなれば、気持ち的にはテッドの保護者♡
まさかお姉ちゃん、とまでは言いませんけど(^^;;
人の気持ちを読むのが苦手 -
Posted by ブクログ
作者が早逝した為後を引き継いだロビン氏が執筆した続編だけど、違和感なく読めたよ凄いな(訳者も)就職した叔母の引率でNYのグッゲンハイム美術館にやってきたテッド達。改装中の美術館を見学している最中にボヤ騒ぎが発生。その隙にある絵が盗まれるという事件が起き、叔母が犯人だと疑われ警察に逮捕されてしまう。テッドと姉のカット、従兄のサリムが力を合わせてこの事件を解決していくのだけど、その過程が子ども達ならではの手法で丁寧に描かれていくのが前作同様わくわくする。カット姉ちゃん鋭いな。そして人とは違う思考回路を持つテッドが事件を通して成長していく方向が素敵だ。3人の関係性も良いし成長していく姿を見ていきたい
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Posted by ブクログ
『ロンドン・アイの謎』の続編。
テッドと再会するかのように待ち侘びていた一冊。
今回は、母と姉のカットと一緒にグロリアおばさんといとこのサリムが住むニューヨークを訪れる。
おばさんの勤めるグッゲンハイム美術館に休館中に特別に入館させてもらう。
そこで、突然の煙に巻き込まれ避難したところに名画が盗まれ、おばさんが犯人だと疑われてしまう。
疑いをはらすべく、犯人を探し出す3人。
すべての仮設を列挙してひとつひとつ消去していく。
いくつもの手がかりを整理して論理的に解決していく。
ほかの人とは違う不思議な頭脳を持つテッドは、観察力もあり、記憶力も凄い。
そして、人とは違うからこそ気づけることも多