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  • 京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都
    4.5
    1巻1,012円 (税込)
    人口150万を数える京都。街を歩けば、どこからでも山が見え、川では子どもが遊んでいる。これほど人々と山河が近い大都市は珍しい。1200年前の遷都時に桓武天皇が「山が襟のように囲んでそびえ、川が帯のようにめぐって流れる自然の要害」であると述べたように、京都の山河は常に人々と共にあった。本書は東山・北山・西山の三山、鴨川・桂川・宇治川・琵琶湖疏水、さらに市中の川を紹介、知られざる歴史を明かす。
  • 京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都

    Posted by ブクログ

    題名を見て惹かれ、入手して紐解き始めた。かなり興味深かった。
    「京都」とでも聞けば、思い浮かべるモノは色々と在るのだと思う。それらはそれらとして、山々が視えている場所に街が拡がっている様子や、その市街に鴨川のような川が流れているというような様子が、或る程度強めなイメージなのかもしれない。山や川と共に在るという感が強いということになるであろうか。
    その「山や川と共に在る」という辺りに着目し、東山、北山、西山という街の3方向に在る山並み、鴨川、桂川、宇治川、琵琶湖疎水、その他の川と街の中に在る流れを取上げ、様々なことを論じるというのが本書である。
    本書の題名にも入っている表現だが、「山紫水明」とい

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    2022年11月09日
  • 京都の山と川 「山紫水明」が伝える千年の都

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  東山~歴史と景観に彩られた山紫水明の地
    第2章  北山~都を支えた農山村と自然
    第3章  西山~信仰と竹林の道
    第4章  鴨川~暮らしに応じて役割を変えてきた水辺
    第5章  桂川~平安を語る「別業の地」と「水運」
    第6章  宇治川~秀吉が造った新たな河道
    第7章  琵琶湖疎水~社会の求めに応じて進化する水路
    第8章  洛中の川~千年の間に生まれる川、失われる川
    終章   山と川の価値を考える

    <内容>
    丁寧な筆致で、京都が京都たる由来である、京都の周りの山と川について、地形と歴史を交えて語る。単なる歴史ものとは違う、地形的要素をしっかりと盛りこんだ解説になっている。

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    2022年09月16日

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