前野紀一の作品一覧

「前野紀一」の「こおり」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • こおり
    4.3
    宝石のように透明で色のついた氷を夢みて、インクを水にとかして凍らせてみたら……インクと氷はくっきりわかれて固まってしまった。氷は、水の分子だけで規則正しく手をつないで、水の分子以外のものをおしだしてしまう性質があるからだ。この氷の性質は、地球のおだやかな環境をつくる原動力にもなっていた。ミクロからマクロへ、氷のサイエンス・ジャーニーをお楽しみ下さい!

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  • こおり

    Posted by ブクログ

    「宝石のように透明で色のついた氷を夢みて、インクを水にとかして凍らせてみたら……インクと氷はくっきりわかれて固まってしまった。氷は、水の分子だけで規則正しく手をつないで、水の分子以外のものをおしだしてしまう性質があるからだ。この氷の性質は、地球のおだやかな環境をつくる原動力にもなっていた。ミクロからマクロへ、氷のサイエンス・ジャーニーをお楽しみ下さい!

    読んであげるなら ―
    自分で読むなら 小学中学年から」


    身近な冷蔵庫の氷から、水の分子、雲、気象、北極・南極、海洋・海流まで話が広がっていく。
    柔らかく優しい絵で、分子を手足を広げた女の子の絵で表現している。

    0
    2023年01月23日
  • こおり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    科学絵本にしてはかわいい色合いと絵柄で、これは内容と合ってないんじゃないかとはじめは思った。水の分子がオーバーオールを着た女の子で、空気が色とりどりの風船であるのを見て、これはちょっと…と思った。
    が、水が氷になっていく様子を描いたページは圧倒された。ここまで正確に描ければ、女の子と風船でも大丈夫だ、と。

    色のついた氷があったらいいのに。赤い氷にはイチゴ味、黄色い氷にはレモン味、緑の氷にはメロン味をつけてサイダーに浮かべたら、美味しくて楽しくていいよね、という絵は、この絵柄だからこそいい。夢が広がる。そうだね、作ってみようよ、と大人でも思う。で、となりのページで赤い氷がアップになって、「でも

    0
    2021年05月23日
  • こおり

    Posted by ブクログ

    北極の氷が海流をつくっていたなんて知らなかった! スケールの大きさとともに、環境問題についても考えさせられます。

    0
    2013年07月17日
  • こおり

    Posted by ブクログ

    すずやかでおいしそうなかき氷が描かれた表紙にみせられる。
    まずはじめに、水がこおる仕組みをていねいに説明して、
    どうやったら空気の泡の入らない透明な氷を作れるか教えてくれます。
    これはこどもがさっそく実験したがりそう。
    次に「色つきの氷は作れるか?」となげかけ、
    これまでの実験から、他のものを押し出し
    水だけでかたまろうとする氷の性質がわかります。
    そしてここから、そのような性質のお陰で
    海流が生まれる仕組みへと話がひろがり、
    氷の性質から地球上で私たちはどれだけ大きな恩恵を受けているか
    知らされます。すごい! 
    身近なことから地球規模の話へのダイナミックな転換が
    わくわくさせられる作品です。

    0
    2013年06月18日
  • こおり

    Posted by ブクログ

    氷の特性が、私たちの暮らす地球の仕組みを決める役割のひとつを担っているなんて、驚きと発見がいっばい。

    0
    2013年05月14日

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