約1年前、初めて盛岡のマザリウムで初めて「ヘラルボニー」というものを知り、なんじゃそりゃ?ってかアートがある部屋値段高ぇな……と思った自分。
それから1年弱、ヘラルボニーのアートを知り、なぜか心揺さぶられるようになった自分。
この変遷に我ながら驚き、創業者である松田兄弟がベンチャー界隈では有名である
...続きを読むことを知り、本書を購読。
ヘラルボニーの取り組みが社会的に素晴らしいことは疑いようはなく応援しているが、自分がヘラルボニーのアートに魅了されている(そして最近ついにグッズを買ってしまった)のはおそらくそれが理由ではない。
本書でも語られているように、異彩作家の方の「人間の加工されていない芯の部分」が表出した結果としてのアートが、直接的に心に響いているのではなかろうかと腹落ち。そう考えると、ヘラルボニーの、異彩作家のファンは今後どんどん増えてくるのではなかろうか。
いずれにしても、アートそのものに対する応援だけではなく、ヘラルボニーというチームそのものに対しても益々応援したくなる、そんな本でした。