作品一覧
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3.2
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ジブリ映画では『平成狸合戦ぽんぽこ』(英語タイトルは”Pom Poko”)が一番好きだったりする。
生まれて初めて映画館で鑑賞した作品であり、タヌキたちの生態から変化(へんげ)までを夢中になって目で追いかけていた。
公開から28年後、「タヌキに取り憑かれた動物生態学者が書いた」と日経で本書が紹介されていた。
『ぽんぽこ』を思い出しながら早速本を捲っていくと、著者によるタヌキのイラストや直筆ほか、道着を身にまとった2足歩行のタヌキが描かれていた…! それがタイトルの由来で、大山倍達(極真空手の生みの親)の著書”What is Karate?”からもじったもの。(そして著者自身も極真空手を嗜まれ -
Posted by ブクログ
著者は野生動物、特にタヌキの研究者。
タヌキは、日本に広く分布し、昔話などに出てくることも多い。ある意味、日本を代表する野生動物だが、実は生態や進化についてはわかっていないことが多い。アライグマやアナグマと混同されることもある。
本書は一般向けに、タヌキの基礎知識を整理し、提示しようというもの。
タヌキの生物学・進化学・国際学・化(ばけ)学・実学・総合科学の総覧である。
タヌキは意外に小さい。季節によって体重は変動するが、おおまかには成獣は4~5kg程度とみられる。食肉目イヌ科で、基本、イヌの仲間と思えばよい。走り・泳ぎ・登り・狩り・穴掘りと、一通りこなすが、どれもそこそこ。いわゆる「器用