作品一覧 2024/04/26更新 【電子特別版】馬の惑星 NEW 試し読み フォロー 愚か者、中国をゆく 試し読み フォロー 転がる香港に苔は生えない 試し読み フォロー コンニャク屋漂流記 試し読み フォロー 謝々! チャイニーズ 試し読み フォロー 島へ免許を取りに行く 試し読み フォロー 世界は五反田から始まった 試し読み フォロー 銭湯の女神 試し読み フォロー 旅ごころはリュートに乗って 試し読み フォロー 戸越銀座でつかまえて 試し読み フォロー のりたまと煙突 試し読み フォロー みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記 試し読み フォロー 1~12件目 / 12件<<<1・・・・・・・・・>>> 星野博美の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 転がる香港に苔は生えない 星野博美 長らく積ん読になっていたのは600頁超という量におののいていたのと、1997年と四半世紀近くも前の返還前後のことをいまさら読むのもどうかなと思っていたから。ところが、読み始めると面白くて、どんどん読み進めていけた。四半世紀前の普通の(中の下くらい?)の生活感が何となく味わえる感じがする。騒がしくてバ...続きを読むイタリティがあり、大陸人の生きにくさがあり、香港人の生きにくさがあり、隣の人の生活や人生を見聞きしているような近さを感じながら読んだ。 そして、返還前後の香港の空気感を確認できたのもよかった。中国に返還されることによる楽観論も悲観論も右往左往していたあの頃。25年くらいがたって、いまの香港のことを思えば悲観論が勝ってしまったような気がする。ただ、それでもきょうも香港は生きて転がり続けているはず。 この本に出てきた著者の友人・知人の人たち、いまはどうしているんだろう。特に子俊とか肖連といった若い人たちのその後を知りたい。 Posted by ブクログ 転がる香港に苔は生えない 星野博美 著者が留学生以来10年ぶりに香港に住みつき返還前後の二年間の香港生活を洞察力、若さと行動力で見事に書き上げた、渾身の一冊。 Posted by ブクログ 世界は五反田から始まった 星野博美 祖父の手記から、作者の生家のある五反田周辺でおきた歴史の物語を著した、歴史土地ノンフィクション。 さすが、星野さんである。 教科書のように味気なくなりがちな郷土史を、家族の歴史や自分の話とが絡み合いながら、楽しく、悲しく紹介していく。 かつては軍需工場が多くあった五反田付近の、戦争にまつわる話は、...続きを読む自分もよく知る場所だけに、リアルに感じられた。それも星野さんの技術なのだろう。 Posted by ブクログ 世界は五反田から始まった 星野博美 タイトルから勝手に五反田のアンダーグラウンドの話とかサブカル系の本かと想像していたが、著者のファミリーストーリーから、戦前から戦後にかけての日本の、そして五反田界隈の人々の歩んだ苦しい道程が綴られた、日本人が読むべき一冊だった。 Posted by ブクログ 世界は五反田から始まった 星野博美 「焼け野原になったら、何が何でも戻ってきて、杭を打とう。」帯のこの言葉に吸い寄せられるように手に取りました。戸越銀座で町工場を営む星野家。本書は著者のファミリーヒストリーですが、庶民の目線で描く(著者風に言えば)「大五反田」の戦前〜戦後史とも言えます。小林多喜二の小説の舞台となった場所、品川大空襲、...続きを読む武蔵小山の満蒙開拓団など本書で初めて知ったことも多いです。自分は著者と同年代でとうぜん祖父母や父母も同年代。また「大五反田」に多少縁のある自分としても興味深く読みました。おススメです! Posted by ブクログ 星野博美のレビューをもっと見る