健康寿命を伸ばして元気に暮らせるのが最高
普段は家族信託を始めとした、認知症対策に取り組んでいますが、元気に暮らせるのが一番だよなと考えていたら目に入って来たのがこの書籍!
日常的生活の中で無理なくはじめられるヒントがいっぱいです。
著者の山田悠史先生いわく、想定読者は20代〜40代の方をイメ
...続きを読むージして書かれたと聞いて、自分もドンピシャの世代と感じました。
歳を重ねると、転ぶことは「それ以上」を意味するようになる。
という箇所や、転倒を防止する自宅環境の整備などは自分が接する方にも伝えていきたいと思いました。
勉強になった箇所
・これが見直され、 現在では 年齢だけで判断せず、 フレイルの評価もしっかり行なったうえで治療法を決めていきましょうという考え方が広がりつつあります。
・加齢により政治や社会への貢献度が高くなる
・怪我や病気により10日間 ベッド上で過ごすと、たったの10日でも筋肉量はなんと 平均約 1 kg も減少するというデータがあります 。平均的な男性での筋肉量をだいたい20 kg とすれば 10日で5%の筋肉を失うということになります。体を動かさないと、 それほど早く筋肉量というのは減っていくのです。
・しかし 歳を重ねると、転ぶことは「それ以上」を意味するようになります
・102歳で、ステーキを食べて、元気に過ごしている。私には想像できていなかった「老後」だったからです
・コストや怪我の減少率を考慮すると、 自宅 環境の見直しは結果として コストパフォーマンスは良かったということも併せて報告されています
・高齢者の家での転倒を防止する チェックリスト
・「認知症」というのは 、これらの能力のうち一つ以上が生まれつきではなく、大人になってから障害されて後退し 日常生活を自立して送ることが難しくなった状態のことを指します
・「突然 認知症になってしまったのか」・・・(省略)、せん妄の根本的な原因が解決されることにより、その多くで改善することが期待できます
・逆に言えば 、7時間より睡眠時間が短いほど 認知症を発症するリスクは増えそうです
・地中海式ダイエットに期待する認知症予防の力
・その中で唯一、 欠乏のケースが多く報告されているのが、 ビタミン D です
・米国のある研究によると 、外来に通院する患者さんの処方箋を調べていった結果、 65%の患者さんに不適切に処方されてる薬がひとつ以上見つかった 一方で、 64%の患者さんに持病から考えて必要と思われる薬が処方されていなかったと報告されています
・なぜオリジナルのメーカーよりも安価に抑えられるかというと、 ジェネリック医療品のメーカーは、薬の開発や宣伝に費用をかける必要がないためです
・死に勅命している人の約10人中7人は自分で意思決定ができない
・当時を振り返ると、自分は本当に無我夢中だったと思います 。ただ あの時の仕事と生活 突然の告知の狭間で揺れ動く中で 最も大切なものは何か。 H さんの生きがいに迫ることができたのは大きなポイントだったと思います
・人生 会議とは、「もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて 前もって 考え 、家族などや 医療ケアチーム と繰り返し話し合い 共有する取り組みのこと」です。アメリカでは「アドバンスケアプランニング(ACP)」と呼ばれており