須田努の作品一覧
「須田努」の「社会変容と民衆暴力 人びとはなぜそれを選び、いかに語られたのか」「幕末社会」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「須田努」の「社会変容と民衆暴力 人びとはなぜそれを選び、いかに語られたのか」「幕末社会」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「歴史学徒の解釈に過ぎない」と巻末部の<あとがき>には在るのだが、そういう「或る研究者の見解で纏めてみた」というような内容が、歴史を巡る話題ということになると、凄く興味深い内容になるのだと思う。踏み込んでしまえば、自身はそういうような本を寧ろ求めているかもしれない…
所謂“幕末”という表現だが、色々な呼び様が在る筈で、その呼び方自体を色々と論議する余地も在るのかもしれない。が、本書では「所謂“江戸時代”」の基本的な枠組みとでもいうようなモノが「揺らいだ?」というような期間、同時代の人達が「“徳川さん”を頂く諸制度」について、以降に如何なるのかというようなことは「知らんけど…」にしても、「或いは
Posted by ブクログ
<目次>
序章 武威と仁政という政治理念
第1章 天保期の社会 揺らぐ仁政
第2章 弘化から安政期の社会 失墜する武威
第3章 万延から文久期の社会 尊王攘夷運動の全盛
第4章 元治から慶応期の社会 内戦と分断の時代
<内容>
幕末期を30年とみて(ペリーが来る以前から)、その間の歴史を「民衆」を中心に考えたもの。各章の最初にその時期の大きな歴史の流れを、そのあとで「衆」と著者が言っている、一般の人々の動きを辿っている。なかなか面白い。倒幕から明治維新は、武士の動きのように思えるが、そうでもないことがわかる。ただし、一般大衆は政治の局面を正確に知っていたわけではなく、踊らされたと