p.47 「良いツイート」とは
読んだ人のためになる、読んだ人も共感できる、読んだ人が考えさせられる
p.49 みんなの目標で考える。それはある意味では没個性になることを意味します。
たとえば、何らかのエッジが立ちすぎたトイレットペーパーはちょっと面倒くさいです。そうではなく、当たり前に快適な機能
...続きを読むを備えていて、その上で「他にない肌触り」や、「贅沢な香りがする」などのプラスαの付加価値があると、注目されます。多くの人の目に映る当たり前を守り抜き、更に少し抜きん出る。そのためにたくさんの方が開発に尽力なさっています。
p.51 ツイートの内容を方向転換したとき、届ける読者を決め込む、いわゆるペルソナ設定(マーケティングで架空の典型的ユーザーを仮定すること)は行いませんでした。気楽に読めて、共感しやすくて、面白いと感じてもらえたら良いな。その人の一日のほんの一瞬の時間が、ちょっといい感じになればいいな。そういう気分でした。
p.54 メッセージを込める、視点(心境)を込めるということは、読む人の思考や価値観へダイレクトに語りかける作業なのです。
p.71 私が話そうとしていることを相手は何も知らない。だからこそ前提をしっかり捉え、一つ一つ丁寧に説明していく必要がある。このような配慮のもとで説明してもらえれば、わかりやすいし、何より説得力があると感じていました。それならば、わたしが文章を書くならば、読者に気を配っていこう。気が利く人になろう。
p.99 起業がストーリーテリングの手法を取り入れたつもりで「〇〇のためにがんばります!と宣言し、その達成までの道筋を語る場合もストーリーテリングではありません。しかし、そのプロセスには、リアリティ番組を応援するような熱狂的な共感が寄せられることも期待できます。
・ナラティブはその技術が巧みな人が行えば、人の感情を大いに動かし、主体である話者への共感が増します。政治家が主張を訴えるカリズマティックな演説などは、迫力のあるナラティブ立ったりします。ナラティブももちろん、人の感情を扱うので、普遍的な価値を持ちます。
・ストーリーは結論(メッセージ)が結末にあって、底に向かって収束していくイメージです。ストーリーで語る。それはですから、なにか完成した世界観を持つ商品やサービスをPRしたり、確立されている起業のオピニオンやコンセプトを伝えるときに非常に有効です。
p.147 「私」の成績を伸ばすためだけの営業トークは響きません。「相手」の問題を解決するための営業トークだから響く。「話し上手は聞き上手」とは、昔から言われつくされてきた常套句だけれど、わたしは営業を通してこのことを実感島w下。話をよく聞き、相手を理解する。そして、相手にとって意味のあるストーリーに、わたしが紹介する商品(サービス)を価値あるものとして存在させる。それができたから、初対面のお客様であっても、比較的スムーズにコミュニケーションを取ることができたのです。
p.164 「レスポンスを早くするのは、社会人のマナーだよ」なんて言ったところで、多分相手の心には届きません。もしかすると数日くらいは改善が見込めるかもしれませんが。そこで、わたしはストーリーで呼びかけることにしました。
「友人と旅行の計画をねっていたとするよね?あなたは宿を決める係で、友人が観光コースを決めるかかり。あなたは観光地に近い宿を選びたいと考えている。どこで観光する予定か友人に聞いてみた。でも返信がこない。さあどうする?いったん、宿を探す作業をやめなきゃならないよね。3日後にようやく返信があったとする。それからまた、色々話し合って宿を絞り込んでいくけど、ようやくいい宿を見つけたと思ったら、もう満室だった。そうしたらきっと、あの3日感で何かしら返信してくれよ!観光地決めの相談とか全然乗ったのに!って思うでしょう?」
p.216
・きれいな文章や推敲を意識する必要はない
・それよりは、頭の中にあるものをすべて吐き出す
・上手く言語化できていないものもまずは書き出してみる
→読みやすく整えることはあとから出来る。そちらに気を取られて、言葉が出なくなるよりは、細かいことにとらわれず、全てアウトプットする。
p.232 映像ー情報は効率重視、情緒は過程重視
映画や本(とりわけ文芸作品)は、その心の動きを丁寧になぞることに意味があるので、かいつまんでストーリーだけ理解すればそれっでいい、というものではないのかもしれません。
p.249 でも、私の人生は、私だけが体験したかけがえのないものだ。それぞれの体験には何にも変えられない価値がある。つらい経験を乗り越えたから、今の私がある。私はあの頃よりも強くなれた。
p.250 痛い傷も、弱さも、一人で抱え込む必要はない。オープンに話し、物語をシェアする。その物語は誰かを救うことだってできるかもしれない。そして誰かを救うことdふぇ、自分が一番救われる。