▼かなり以前に読んだ本なんですが、その時に感想を書きそびれて。
▼日本人ジャズペーシストの鈴木良雄さんが、いわゆる名盤入門を書いている。これは面白い。ジャズについての日本語のライターさんでいうと、小川隆夫さんがいわゆるジャズジャイアントたちと個人的交流が多くて、そんなことも織り交ぜての語り口が豊か
...続きを読むなんですが、同じ芳醇さがより深い訳です。なんせ鈴木良雄さんは2024年1月現在ご健勝なはずですが、若い頃からアメリカのジャズミュージシャンと普通に共演してきた方ですから。
▼と言うわけで読んでみたら、これが実にわかりやすくて面白い。まるで僕のために書かれたかのような・・・。つまり、完全なジャズファンど素人一丁目一番地、ではないのです。でも別に楽譜なんか読めないし音楽的な用語はほぼ分かりません。でもまあジャズの近現代史の流れは知ってるし、いわゆる必聴名盤30、とかならほぼ全部聴いてます・・・くらいの客層に、ベストな一冊でした。