ユーザーレビュー 経験と教育 ジョン・デューイ / 市村尚久 100年以上前の書籍でも名著の素晴らしさは全く色褪せない。系統主義と経験主義の話、強化を進歩的に組織化することなど現代にも通じる教育哲学の名著。 Posted by ブクログ 経験と教育 ジョン・デューイ / 市村尚久 経験の再構築論、相互作用論にハートをつかまれました。 ソーシャルワークの領域で大切にしてきたことが、がっつり重なります。 個人の経験を、社会とつなぐこと。 もっと読み込んで、自分の中に染み込ませたいです。 Posted by ブクログ 経験と教育 ジョン・デューイ / 市村尚久 まぁ文章が難しいこと、難しいこと。例外を極力排除する緻密な文構成ゆえに仕方ない。 「伝統的教育」と「進歩主義的教育」の二者択一的な「主義」で捉えてはならないことを口酸っぱく述べている。 両者を良い塩梅で組み合わせると良いのでは?と考えたが、訳者はあとがきでそれを「中間者」と表現している。 今、...続きを読む自分の中でその中間者はどんな教育組織であるかは一読するだけでは曖昧だ。 まぁ政府が伝統的教育、民間が進歩主義的教育を推進しても良いのではないか?と思わなくもない。 Posted by ブクログ 経験と教育 ジョン・デューイ / 市村尚久 教育哲学をテーマにした論稿なので、学校教育に限らず「○○教育」と表される教育活動にあてはまる。もちろん「成人教育」・「従業員教育」等といったことも含まれると思う。 教師の積極的な指導が伴うことによってはじめて、生徒が主体的に教育的経験を得られる。このことも職場での従業員教育で大切なことだろう。日常...続きを読むの職場の業務経験の持つ高次な教育的意味を、意識するかしないかで、職場での人の育ちも変わってくるはずだ。 この視点は、第4章の「社会的統制」のテクストでもしっくりくる。「因習は摩擦を防ぐ潤滑油」(P.94)というフレーズだけ聞いてもしかり。 とはいえ、基本的に、本書は学校教育の現場の先生方に読むように意図されている。訳者あとがきでは、特に体験・経験を基づく知識を身に付けることが望まれている「総合的学習の時間」の理論書として活用されるよう言及されている。また、直近の指導要領改定で示された集団宿泊活動や、自然体験活動、職場体験活動の設定に際して、参考にすべき指針であるに違いない。 Posted by ブクログ 経験と教育 ジョン・デューイ / 市村尚久 デューイの晩年の著作であるため教育実践と哲学がそれぞれ完結された形で簡潔に書かれているのでわかりやすいかと(他に比べて)。 ただデューイの独特の文体により読みづらい。 Posted by ブクログ 市村尚久のレビューをもっと見る