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子供自身の経験を重視。 デューイの教育論の掉尾を飾る名論考! 子どもの才能と個性を切り拓く教育とは?子ども自身の経験が好奇心を喚起し、独創力を高め、強力な願望や目的を創出し、能動的成長を促す。経験の連続性と相互作用という2つの原理を軸に、経験の意味と教師の役割を深く分析した本書は、デューイの教育思想を凝縮した名論考であり、生きた学力をめざす総合学習の導きの書でもある。
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Posted by ブクログ
100年以上前の書籍でも名著の素晴らしさは全く色褪せない。系統主義と経験主義の話、強化を進歩的に組織化することなど現代にも通じる教育哲学の名著。
経験の再構築論、相互作用論にハートをつかまれました。 ソーシャルワークの領域で大切にしてきたことが、がっつり重なります。 個人の経験を、社会とつなぐこと。 もっと読み込んで、自分の中に染み込ませたいです。
まぁ文章が難しいこと、難しいこと。例外を極力排除する緻密な文構成ゆえに仕方ない。 「伝統的教育」と「進歩主義的教育」の二者択一的な「主義」で捉えてはならないことを口酸っぱく述べている。 両者を良い塩梅で組み合わせると良いのでは?と考えたが、訳者はあとがきでそれを「中間者」と表現している。 今、...続きを読む自分の中でその中間者はどんな教育組織であるかは一読するだけでは曖昧だ。 まぁ政府が伝統的教育、民間が進歩主義的教育を推進しても良いのではないか?と思わなくもない。
教育哲学をテーマにした論稿なので、学校教育に限らず「○○教育」と表される教育活動にあてはまる。もちろん「成人教育」・「従業員教育」等といったことも含まれると思う。 教師の積極的な指導が伴うことによってはじめて、生徒が主体的に教育的経験を得られる。このことも職場での従業員教育で大切なことだろう。日常...続きを読むの職場の業務経験の持つ高次な教育的意味を、意識するかしないかで、職場での人の育ちも変わってくるはずだ。 この視点は、第4章の「社会的統制」のテクストでもしっくりくる。「因習は摩擦を防ぐ潤滑油」(P.94)というフレーズだけ聞いてもしかり。 とはいえ、基本的に、本書は学校教育の現場の先生方に読むように意図されている。訳者あとがきでは、特に体験・経験を基づく知識を身に付けることが望まれている「総合的学習の時間」の理論書として活用されるよう言及されている。また、直近の指導要領改定で示された集団宿泊活動や、自然体験活動、職場体験活動の設定に際して、参考にすべき指針であるに違いない。
デューイの晩年の著作であるため教育実践と哲学がそれぞれ完結された形で簡潔に書かれているのでわかりやすいかと(他に比べて)。 ただデューイの独特の文体により読みづらい。
教育学専攻なんだから一冊くらい読まなきゃ! って思って読んだ本ではなく、たまたま授業でこの本の第二章をプレゼンしなきゃいけなかったから勢いで全部読みました。でも教育学専攻なんだから読まなきゃという気持ちも一応あったぞ!久々に骨の折れる本を読んだ。結構本気出して読んだら同じ事ばっか言ってることに気...続きを読むづいてだんだん面倒くさくなってきた。でもせっかく読んだんだから細かく要約でもするかって思って一章毎に要約してたら字数ぶっ飛んでめんどくなった。頑張って自分用に一章毎にまとめたが、ここでは簡単に。 教育は伝統的教育か進歩主義教育のどちらかに進まなければならない。デューイはこの本で、後者に進んだ場合にその上で必要な条件を今まで述べてきただけであり、決してどちらかの立場を養護するわけではない。で、その条件ってのが「(教育的な)経験」だったりするわけです。この本の一・二章を読めばここまでわかるので、それだけでこの本はほとんど読んだと言っても過言ではないでしょう!あとは似たようなことがひたすら書かれています。あとは最終章の結論を読めばいいかな。結局デューイがこの本で本当に述べたいことは、「伝統的」でも「進歩主義」でもない「教育」なんだと。 まぁでも「経験の内在する可能性が知的に指導され開発されるものとして扱われた教育を非常に信頼している。」といってることからどう考えても後者を支持しているんだと思います。 教育的な経験が大事だとかいろいろ言ってるけど、この本ではまったくもって具体例が書かれていないので実際にどういうことすればいいのかまったくわからない。なのでこれだけみるとデューイがただの理論家にしかみえてこないかもしれません!訳者も今の教育者は全員読めって言ってるけど読んでも何すれば良いかあんまりわからないんじゃないかな?他の文献も読んだらわかるかも!たぶん読まないけど。 さて、これを機に教育学専攻を名乗ろうか!
極めて本質的で古びないことを主張している。「学習者個人と社会との両方の目的を達成するための教育は、経験ーそれはいつでもある個人の実際の生活経験ーに基礎づけられなければならない。」
デューイの『経験と教育』に星印で評価をつける、というのも奇妙な気がするのだが、とりあえずこんな感じか。 たんに教育論を振りかざしたものではなく、そもそも自由や経験とはなにか、といった深みのある話が読めてよかった。 デューイというと政治的には「左派」プラグマティズムというイメージがある。が(かなり...続きを読む簡略化すると)そうした従来の保守または進歩主義のイデオロギーに染まった教育を「プラグマティックに乗り越える」ということが重要とのこと。このあたりが一見すると「左」っぽいのだが、デューイの立ち位置はそこではないという(当たり前のこと)をあらためてよく理解できた。 個人的には教育論よりも「行動と思考の一致・不一致」というあたりを論じている箇所が一番おもしろかった。
内容はいいんだけど翻訳が下手。 もっと流れて読みたい。 教育のあるべき姿、なんとなく掴んでることの裏付け、論拠、将来性など。
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ジョン・デューイ
市村尚久
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